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インコの水浴びの正しいやり方・頻度や温度などの注意点

インコ 水浴び

インコにとって水浴びはとても大切な習慣です。

羽をきれいにする効果はもちろんストレス解消や面白い日常生活のイベントにもなります。

オカメ
オカメ
残念ながらすべてのインコが水浴び大好きというわけではありません。

でもインコに水浴びをする機会を与えることは、健康維持のためにもいいことです。

この記事では、インコの水浴びの正しいやり方・頻度や温度などの注意点をまとめました。

インコの水浴びの意味・効果

インコにとって水浴びはどのような役割があるのでしょうか?

まずはその意味や効果を押さえておきましょう。

羽の手入れ

インコが水浴びをする意味は「羽の手入れ」です。

インコの身体からは脂粉と呼ばれる・人間でいえばフケのようなものが出てきます。

水浴びをすることにより、このフケを洗い流すわけです。

ちなみに、インコの羽は完全防水となっていて、雨に濡れることがあっても地肌までびしょびしょにならないようにする効果があります。

それにより体が濡れることで体温が奪われてしまうことを防いでいるのです。

油を羽に塗りなおす

完全防水の秘密は尾羽の付け根あたりにある「尾脂腺(びしせん)」と呼ばれる突起物にあります。

水浴びをすることにより、この尾脂腺から分泌される油を羽に塗りなおすことができるわけです。

インコが水浴びをしている様子を観察すると背中にかかった水滴が玉になって乗っている様子を見ることができます。

水浴びをしたばかりの鳥の身体から脂臭い匂いがすることがあるのはこのためなのです。

エネルギーを消費する

その他にもインコに水浴びをしてもらうことはエネルギー消費の効果が期待できるのです。

野生と違って飼い鳥となったインコには一日中餌を探したり外敵から身を守るために飛び回っている必要がありません。

餌もたっぷりもらえますから身体の中にはエネルギーをため込みやすくなっているのです。

有り余るエネルギーは退屈による大声で鳴く習慣や攻撃的になる・発情状態が続くなど一緒に暮らす家族にもインコにとっても良くないことが起きる原因になります。

ケガをする・各種病気の原因にもなったりとインコの健康にとってもよくありません。

インコの水浴びはいつからやるのがいい?

水浴びの効果がわかったところで、水浴びをさせる時期についてお話します。

水浴びをさせる時期は生後2か月を過ぎた頃から

水浴びをさせる時期はインコが生後2か月を過ぎた頃でヒナの羽から完全に大人の羽になり、生えそろってからがいいとされています。

ヒナの時期は地肌が見えるくらい羽もまばらです。

この時期に水浴びをさせると水が完全に地肌まで濡らすことになり、体温を奪って風邪をひいたりする原因になってしまいます。

鳥にとって「風邪をひく」ということは命に係わる大病をすることと同じですから、絶対に防がないといけません。

ヒナの時期は保温第一ですから、無理やり水浴びをさせるといったことがないようにしてください。

多頭飼いの場合は待つのもあり

複数のインコを飼育していて大人のインコが一緒にいる場合は若鳥自身が水浴びをしようとするまで待ってもいいでしょう。

先輩が水浴びをしている様子を見れば、自分もやってみようと行動するでしょう。

1羽飼いの場合は水浴びに誘う

手乗りびなを飼育しているのでインコは1羽だけ、という場合なら飼い主が水浴びに誘う必要があります。

インコが頻繁に羽繕いしているとか水入れに入ろうとしている仕草が見かけられるようになったらお天気がよくて暖かい日に誘ってみましょう。

ただし、無理強いはしないよう注意です。

「水浴びは怖い」と学習してしまったら元も子もありません。

インコの水浴びの頻度は?

インコの水浴びの頻度についていえることは「インコ次第」ということです。

水浴びが大好きで毎日でもやるという子もいれば、あんまり好きじゃないから必要になったときにぱっと(インコだけどカラスの行水くらい手早く)済ませるという子もいます。

一般的には、

  • 気温の高い時期なら週1回~2回くらい
  • 冬場なら2週間に1回とか1か月に1回するかどうか

というくらいになります。

変わったところでは掃除機の音がしたらとかお皿洗いでシンクで水音がしたら、あるいは水を変えてもらってケージの掃除が済んだら、というタイミングのこともあるのです。

すべてはインコ自身のタイミングですから飼い主がカレンダーに印をつけたりして管理するとかいう必要はありません。

オカメ
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飼い主に求められることはインコが「水浴びがしたい」とアピールしたら、すぐにできるように準備することだけです。

インコの水浴びのやり方

インコの水浴びの方法は大きくわけて以下の4つです。

愛鳥の個性に合わせてインコ自身に合う方法を一緒に見つけてください。

  • シリアルボウルやちょっと深さのあるお皿・洗面器などに水を入れて使う
  • 市販のバードバスを使う
  • 霧吹きやシャワーなどを使って飼い主が手伝いながらする
  • シンクに水を張って・あるいは蛇口から水を流す滝行スタイル

食器や洗面器を使う

食器や洗面器を使う方法は放鳥時に水浴びをしたがるタイプの子に向いています。

水を張った容器を持ってきたら喜んで飛んできて水浴びするでしょう。

愛鳥が食器や洗面器を使って水浴びをする習慣を持っている場合気を付けることは、放鳥時にテーブルの上などに飲み物の入ったカップなどを放置しないということです。

愛鳥には容器の中の液体がコーヒーなのかいつもの水浴びの水なのかの区別はつきません。

うっかり熱い飲み物やスープの中に飛び込んで火傷をする可能性にもなります。

バードバスを使う

バードバスはいろいろなタイプがあります。

ケージの中に常備できるし水しぶきを防ぐカバーつきのものなどもあったりして便利です。

インコがその気になったらいつでも水浴びができるという利点もあります。

この場合気を付けることは、水の汚れとケージの掃除の手間が増えるということです。

バードバスをケージに常備していると、糞や餌の汚れも水に入ることが多くなります。

インコは汚れた水で水浴びはしませんから、バードバスがケージに入っていても使いません。

また、インコがケージ内で水浴びをするということはケージの中が水浸しになることですから水浴びの後には必ず掃除をすることになります。

オカメ
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中には「ケージの掃除も済んだ・お風呂の水も替えてもらった」ことで気分がよくなって水浴びを始める子もいます。

そうすると掃除が済んだばかりでまた掃除しなければならない、ということもあります。

カバー付きのバードバスは水しぶきが広がることを防げますが、中にはインコがカバーを怖がってバスが使えないというパターンも考えられます。

カバーの入り口は大きくはありませんから、水浴び中に愛鳥が何かにびっくりして飛び出そうとしても出られなくてパニックになってしまうということもあるということを考えておきましょう。

霧吹きやシャワーを使う

霧吹き・シャワーを使う場合はあまり水浴びを好まないインコに向いています。

気を付けることは、

  • 水の勢いを強くしすぎない
  • 鳥の頭を狙わない

ということです。

霧吹きは100均などで購入したもので構いません。

身体全体に優しく吹きかけてあげてください。

シャワーを使う場合も水量に気を付けましょう。

怖がる場合はシャワーヘッドを天井に向けたりして雨が降りかかるようにしながらかけてあげます。

鳥は自分が水入れに頭を突っ込んで頭を濡らすことは平気ですが、「自分以外の誰か」から水をかけられたりして頭が濡れることを嫌います。

ですから飼い主が水浴びを手伝う場合は「背中」にむけて水をかけるほうがいいのです。

頭はご本人(鳥)におまかせして飼い主は背中を中心に水をかけることをお手伝いしましょう。

シンクに水を張るor蛇口から水を流す

シンクに水を張る・滝行スタイルも放鳥時に水浴びをさせる場合に便利です。

水は鳥が立ってようやくお腹が底につくかつかないかくらいの浅めに張ります。

蛇口から水を流しながらの滝行スタイルも水量には十分気を付けてください。

勢いが強すぎると鳥の身体に負担がかかってよくありませんからチョロチョロ流すくらいを目安にしましょう。

水浴びのサポート方法

水浴びは本能に基づく行為でもありますから、大抵の場合教えなくてもインコ自身が勝手に自分に合う方法で行います。

ところがごくまれに手乗りびなとして育てられていて「家族でインコは自分だけ」という環境にある鳥が「水浴びの仕方がわからない」というケースがあります。

そばに「鳥としての行動」のお手本になる年長の先輩がいないために起こることです。

この場合は霧吹き・シャワーかシンク・蛇口の方法で飼い主がサポートしてあげてください。

シンク・蛇口を使う方法は怖がりで甘えんぼのインコに効果があります。

蛇口から水を流しながら両手で水をためると、甘えんぼのインコは大好きな飼い主と一緒に遊ぼうとやってくるでしょう。

ちょっと怖い水も大好きな手と一緒なら興味を引く挑戦になるかもしれません。

ただし、無理やりインコの身体を濡らしたりしてはいけません。

インコが手から水を飲んだりちょっと羽をゆすったりして「水浴びごっこ」をしたらOKとしましょう。

段々本格的に自分で水浴びをするようになります。

水を怖がる子の場合は飼い主が手を濡らして指先から垂れるしずくをインコの背中に垂らしてあげる、なども有効です。

その後は濡れた羽を自分で羽繕いしたりします。

オカメ
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徐々に慣れるように段階を踏んであげるようにしてください。

インコの水浴びの注意点

健康維持・ストレス解消に最適の水浴びですから、インコがケガをしたり身体に負担がかかってはいけません。

注意点は、

  • 水温
  • 部屋の室温

の2つのポイントになります。

水温

水浴びの水は必ず「常温の水」にしてください。

冬場でもお湯やぬるま湯を使う必要はありません。

オカメ
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冷たすぎる場合はしばらく置き水をするなどして調節しましょう。

インコの水浴びの意味・効果の部分でお話したように、水浴びの目的のひとつは羽に油分を補給して手入れすることです。

お湯やぬるま湯を使うと油分を取り過ぎてしまうために羽が本来持っている水をはじいて地肌まで濡れてしまうことを防ぐ効果がなくなってしまいます。

体温が下がって風邪をひく原因になりますから水浴びの時にお湯を使わせないでください。

オカメ
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同じ理由でインコにはシャンプーや石鹸などを使って体を洗う必要はありません。

これらも油分を奪い過ぎてしまいますからインコには危険なものです。

部屋の室温

寒すぎる部屋での水浴びはインコ自身が喜んで水浴びをしても凍えて羽の手入れどころではない、という状態になります。

インコが水浴びを始めたら少しだけ部屋の温度を調節してあげてください。

人間の子供のお風呂上りの状態で注意する感覚が近いでしょう。

しっかり準備して水浴びを

まとめ
  • 水浴びの意味と効果は「羽の手入れと健康維持」
  • 水浴びを始めるのは完全に大人の羽になる生後2か月ごろから
  • 水浴びの頻度は「インコ次第」、夏は週1~2回・冬なら1か月に1回のこともある
  • 水浴びの方法は、洗面器などの容器を使う・バードバスを使う・霧吹きやシャワーを使う・シンクを使う・滝行スタイル
  • 水浴びにはお湯・シャンプーや石鹸など使わない
  • インコが水浴びを始めたら室温が寒すぎないかもチェックする

セキセイインコやコザクラインコなど小型インコの場合はあまり気になりませんが、ヨウムなど大型インコの場合は水浴びは脂粉を除去する意味でも重要になります。

鳥の水浴びは結構水しぶきがいろんなところに飛び散ります。

インコが水浴びをする場所近くには濡れて困るものは置かないようにしてください。

インコには壁にかかっている絵や写真がどれだけ高価なものなのかなどはわかりません。

お世話する人自身が注意して「しまった」ということのないようにしたいですね。

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