タイツやレギンスを足元のお洒落に活用している人も多いと思います。
特にレギンスは冷感素材を用いたものもあるため、季節を問わず利用できるのもうれしいですね。
ところで、タイツとレギンス、そしてスポーツシーンなどでよく使われるスパッツは、何が違うのでしょうか。
そもそも、ほんの数年前まで「レギンス」と呼ばれるものはなかったような気がするのですが…。
そこでこの記事では、使い分けられるとますますお洒落になれる…かもしれないタイツ・レギンス・スパッツの違いについて調べてみました。
タイツとは?
タイツは、腰からつま先まで覆われている長い靴下で、生地の厚さが30デニール以上の厚手タイプのものです。
「デニール」とは生地の厚さを示す単位で、デニール数が大きくなるほど太い糸が使われて生地が厚くなります。
ちなみに、80デニール以上になると、透け感はほとんどありません。
40デニールくらいになると多少透け感はありますが、ストッキング(30デニール未満)のような透明感はありません。
レギンスとは?
レギンスは、主に腰から足首までを覆うアイテムです。
長さは商品によって異なりますが、ひざ下から足首までのものを指すことが多いです。
「レギンス」という言葉は、日本では2006年頃から使われるようになりました。
レギンスは、もともと西洋のゲートル(脚絆:きゃはん)を指す言葉でした。
ゲートルとは、足首や脛を守るために用いられていた被服です。
作業着として用いられていたのですが、女性のファッションに流用されるようになり、現在のような形へと変化していったようです。
スパッツとは?
スパッツは、主に腰からひざあたりまでを覆うぴったりとしたアイテムのことです。
こちらも、長さは商品によって異なります。
なお、「レギンス」という言葉が日本に入ってくるまでは、足首くらいまでの長さのものも「スパッツ」と呼ばれていました。
スパッツは単体で使われることもありますが、スポーツシーンではハーフパンツの下に履くなど下着やサポーターのような感覚で使われることも多いようです。
タイツ・レギンス・スパッツの違い
タイツとレギンス・スパッツとの大きな違いは、足先を覆っているかどうかです。
タイツは足先まで覆いますが、レギンスとスパッツでは露出しています。
そしてレギンスとスパッツはほぼ同じものですが、通常は
- ひざ下より長く女性や子どものアウターとして用いられるのがレギンス
- ひざあるいはひざ上までの長さでぴったりしているものをスパッツ
と呼びます。
ただし、欧米ではレギンスとスパッツの区別はなく、どちらも「レギンス」と呼ばれるそうです。
まとめ
- タイツは、腰から足先まで覆う厚手の靴下。生地の厚さは30デニール以上。
- レギンスは、腰からひざ下までを覆う女性や子どものアウター。
- スパッツは、腰からひざあるいはひざ上までを覆うフィット感のあるアイテム。
最近は、防犯対策として子ども(主に女の子)にレギンスを着用させている親も多いそうです。
肌の露出をおさえ、さりげなく子どもを犯罪から守るレギンスは、時代のニーズから生まれた商品かもしれませんね。