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レオパの床材は何がおすすめ?キッチンペーパーやソイルのメリット・デメリット

レオパ 床材

皆さんネットでヒョウモントカゲモドキ(以下レオパ)を飼育している人の画像や動画をご覧になられたことってありませんか?

その中では飼育者の好みによって様々な床材が使用されているのがわかると思います。

いざレオパを初めてお迎えしようと考えている方にとっては、床材にどんな物を使えばいいのかというのは非常に気になる点ですよね!

この記事ではそんなレオパの床材について、それぞれのメリットやデメリットについて詳しくご紹介していきたいと思います!

ヒョウモントカゲモドキにとっての床材の役割

まずレオパにとっての床材とは、飼育における様々な要素に影響するとても重要な役割を担っていると言えます。

湿度の維持

何故床材が必要かというと、野生環境の再現や居心地の良さの提供など、色々とありますが一番は湿度の維持に貢献してくれるからです。

レオパくん
レオパくん
レオパは入門種というだけあって、それほど温度や湿度を気にかける必要はありませんが、それはあくまで最低ラインを維持できれば問題なく飼育できるという風にご理解いただけるとわかりやすいですね。

他の樹上性ヤモリや地表性ヤモリには結構湿度維持に関してシビアな種類もいるのですが、それらとレオパを比較するとやはり易しい部類に入ると言えるでしょう。

また、さきほども少し触れた野生環境の再現についてですが、野生下でのレオパは砂漠地帯で生活しており、そういった意味でも故郷に似た飼育環境を提供してあげたくなるというのは飼育者としてはとても自然な流れですね!

穴掘りによる運動不足・ストレス解消

そしてレオパの習性の一つとして「穴掘り」行為があげられます。

読んで字のごとくですが、レオパは穴を掘る事によって運動不足やストレス解消などを行っているようなので、健康面だけでなくメンタル面でも床材の選定はとても重要な要素となってきます。

キッチンペーパーのメリット・デメリット

それでは具体的に、一般的に広く使われている床材であるキッチンペーパーのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう!

キッチンペーパーのメリット

まず、キッチンペーパーの一番のメリットとして挙げられる点は手間がかからないという事です。

レオパをベビーの頃から飼育するとなると、必然的に給餌間隔は狭くなるのでその分糞の掃除をする必要が出てきます。

そうしたときに、ソイル系の床材も掃除に関しては楽といえば楽なのですが、頻度が増えるとその分床材も減ってしまい継ぎ足さなくてはならない上に、数か月に一度全交換が必要という面倒さもあります。

キッチンペーパーの場合はその都度トイレするスペースに合わせてカットしたキッチンペーパーを回収するだけなので、面倒な床材の継ぎ足し作業とは無縁なのです。

レオパくん
レオパくん
普段の生活が忙しいという方にとっては交換の手間が少なくなるのはとても嬉しいですね!

また、レオパは床材の色が明るければ明るいほど発色がよくなるとされており、真っ白なキッチンペーパーはそうした発色の良さにも貢献していると言えるでしょう。

キッチンペーパーのデメリット

次にキッチンペーパーのデメリットについてですが、湿度を保ちにくく穴掘りが出来ないという点が挙げられます。

もちろん素材としてはただの紙なので、湿らせてもパネルヒーターや保温球などの熱であっという間に蒸発してカラカラになってしまいます。

やはりレオパの脱皮時なんかは適切な湿度維持が重要となってきますので、ソイル系の床材とは違いより一層湿度管理に神経質にならざるを得ないでしょう。

そうはいっても、ウェットシェルターや水入れの設置である程度の湿度は維持できますので、必要最低限の生活はできるとも言えます。

また、穴掘りができないというデメリットですが、これは言うまでもなく紙なので掘る事は出来ませんよね。

レオパくん
レオパくん
穴掘りに関しては必ずできないと不調になる、という訳でもないですが出来ればストレスフリーな暮らしをさせてあげたいという飼育者にとってはあまり嬉しくないですね。

ソイルのメリット・デメリット

次に、ソイルのメリット・デメリットについて見ていきましょう!

ソイルのメリット

結論から言うとソイルを使う一番のメリットは冒頭でもお伝えした湿度の維持が非常に容易であるという点です!

一口にソイルと言っても様々な種類のものが発売していますが、大抵の爬虫類用ソイルは吸水性に優れており、一度吸収した水分を適度に維持してくれるので湿度管理が非常に楽になります。

レオパは頑丈な生き物ですので、健康なアダルト個体であれば数日~1週間など家を空ける事も可能なのですが、その際にも多めに水分を染み込ませてあげるなどすれば十分に湿度を保ってくれます!

レオパくん
レオパくん
また、更に嬉しい要素として消臭効果を持っているソイルなんかも最近は発売されていますね!

そして勿論ですが穴掘りが出来るという点も非常に嬉しいです。

先ほどもお伝えしたように穴を掘る行為は野生化での再現という点ではとても忠実で、運動不足の解消やストレス解消にも繋がります。

レオパが太ってきて困っているなんて方にはダイエットの為にもソイルを導入してあげると喜ぶかもしれませんね。

ソイルのデメリット

次にデメリットについてですが、誤飲の可能性がある事が真っ先に挙げられるでしょう。

最近ではすっかり浸透したレオパの人工餌であるレオパゲルを例にとってみると、その名の通りゲル状になった餌を与えるので、床材に付着してしまった際にはゲルにソイルがくっついてしまいます。

勿論キッチンペーパーではこのような事にはなりませんが、ソイルがくっついたままレオパが食べてしまうと腸閉塞などの原因になりかねません。

ですので、ソイルを選ぶ際には誤飲をしても排出しやすい大きさや素材のものを選んであげることが重要となってきます。

また、ソイルは日常のトイレ掃除については糞をした部分をスプーンですくいとってあげるだけなので非常に楽なのですが、数か月に一度は衛生面のためにも全交換する必要があります。

ケージの種類によっては重くてソイルを取り出しにくいので、非常に大がかりで面倒な作業となってしまいます。

レオパくん
レオパくん
面倒くさいかもしれませんが、大切なレオパの為にもソイルの定期交換は必ずしてあげてくださいね!

そしてレオパは床材によって発色が変わると言いましたが、多くのソイルは天然土等を加工して作られているので茶色や黒などの色合いをしています。

少しソイルとは違いますが、ホワイトサンドと呼ばれる床材など真っ白な床材もあるので一概には言えませんが、発色に関して気にするのであればそういった床材を利用すると良いでしょう。

個人的なおすすめはデザートソイル

まとめ
  • レオパにとっての床材の役割は、湿度管理と運動不足・ストレス解消
  • キッチンペーパーのメリット:掃除が簡単、発色が良くなる
  • キッチンペーパーのデメリット:湿度維持が面倒、穴掘りができない
  • ソイルのメリット:野生環境に近い、湿度を維持しやすい、穴掘りができる
  • ソイルのデメリット:誤飲の可能性、全交換は手間がかかる

キッチンペーパーとソイル、それぞれにメリット・デメリットがあることがわかりましたね!

個人的にはジェックスさんから発売しているデザートソイルが湿度も維持しやすくよく穴も掘っているようですのでベストかな、とは思いますが、どちらの床材でもきちんと飼育してあげれば健康に育ってくれますので、あとは飼育者さんの好みかなと思います。

床材によって発色が違うと言いますが、私自身で検証をしたわけではないので今後はホワイトサンドなども使用して発色の度合を確かめてみたいと思っています。

みなさんも自身の飼育環境に適した床材を見つけてくださいね!