洋食店のメニューにありがちなドリアやグラタン。
小洒落た店ではラザニアがあることも多いですよね。
ところでこの3つ、実は料理の名前でないものが一つ混ざっています。
それはどれでしょう?
この記事では、似ているけれど生まれた場所もそれぞれ違うドリア・グラタン・ラザニアの違いについて解説します。
ドリアとは?
ドリアは「ピラフやバターライスなどにホワイトソースをかけてオーブンで焼き上げた料理」です。
ドリアは日本生まれの料理で、欧米では「ライスグラタン」とか「ライスキャセロール」と言わないと通じないことが多いそうです。
最初に作ったのは、第二次世界大戦前に横浜のホテルで料理長をしていたスイス人コックだと言われています。
グラタンとは?
グラタンは「魚介類や肉、野菜、マカロニなどをソースに絡め、パン粉やチーズなどをかけてオーブンで焼いた料理」です。
なお、マカロニは必須ではないそうです。
フランス生まれの料理で、「グラタン」=「ソースをかけて表面をオーブンで少し焦がした料理」とされることもあるようです。
逆に、焦げ目がついてない場合は「グラタン」と呼べないようです。
ラザニアとは?
ラザニアは薄く伸ばした板状のパスタです。
日本では、このパスタを使う料理を「ラザニア」と呼ぶことが多いです。
ラザニアは、イタリアのパスタ料理の一種です。
細長く切って使うこともありますが、日本では層状に重ねたラザニアの間に様々なソースを挟み込んで焼き上げるのが一般的です。
ドリア・グラタン・ラザニアの違い
いずれもオーブンで焼き上げる料理ですが、生まれた国やメインになる食材などが異なります。
生まれた国 | メイン食材など | |
---|---|---|
ドリア | 日本 | ピラフやバターライス |
グラタン | フランス | メインは何でも良いが、焦げ目は必須 |
ラザニア | イタリア | 薄板状のパスタ(ラザニア) |
カロリーはラザニア(300kcal程度)<ドリア(335kcal程度)<グラタン(350kcal程度)が目安とされますが、合わせる食材によって大幅に変化します。
また、いちばん高カロリーとされるグラタンは、マカロニやイモ類を避けて調理すればカロリーダウンすることが可能です。
まとめ
- ドリアは、ピラフやバターライスにホワイトソースなどをかけてオーブンで焼いた料理。日本生まれ。
- グラタンは、食材をソースに絡めてオーブンで焼いた料理。マカロニは必須ではないが、焦げ目は必ずつけなければならない。フランス生まれ。
- ラザニアは、薄板状のパスタ。日本では、ラザニアを層状に重ね、その間にソースを挟んだ料理を「ラザニア」と呼ぶ。イタリア生まれ。
いずれにせよ、サラダなどサイドメニューにも気を配り、適量を美味しく食べることをおすすめします。