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【ハリネズミのお風呂】正しい入れ方・温度や頻度など

ハリネズミ お風呂

最近SNSなどでも「映える」と話題のハリネズミ。

そのためハリネズミカフェも増え、家で飼ってみたい!と思う人も増えてきました。

しかし、犬や猫などに比べてハリネズミの飼育方法などの情報は少ないのが現状。

この記事ではハリネズミの「お風呂」について紹介したいと思います。

「ハリネズミも他の動物みたいにお風呂に入るの?」「入る方法は?」などの疑問に答えていきます。

是非参考にしてくださいね。

ハリネズミはお風呂に入れてもいい?

結論からいうと、ハリネズミはお風呂に入れても大丈夫です。

ハリネズミは元々水浴びをするという習性はありません。

自分でからだを舐めてきれいにします。

しかし飼育下では、ゲージの中で生活をするため体が汚れるリスクが高いのです。

ハリネズミはトイレを基本的には覚えるのが難しいため、ゲージ内の色々なところでおっしこや糞をしてしまいす。

そのため糞の上で寝そべってしまったりすることもあります。

他にもハリネズミは回し車をしながら糞をする子が多いです。

糞をしても回り続けるため、手や足はとても汚くなります。

これらの汚れを放置してしまうと、皮膚トラブルやニオイの原因になることがあります。

汚れがひどい場合などはお風呂に入れてあげましょう。

先ほどお話ししたように、野生下では水浴びの習慣がないためお風呂が苦手なハリネズミも中にはいます。

その場合は蒸しタオルなどでからだを拭いてあげても汚れはとれるので、できるだけストレスにならないようにからだを清潔に保ってあげてくださいね。

ハリネズミの入浴に必要なもの

ハリネズミのお風呂の入れ方を説明する前に、必要なものをご紹介しますね。

用意するものは以下になります。

  • 洗面器
  • やわらかいブラシ
  • 動物用シャンプー
  • タオル2枚

洗面器

ハリネズミの浴槽となります。

洗面台にお湯を入れて行っても大丈夫です。

怖がる場合は洗面器などの狭い空間のほうが安心しますが、大丈夫そうな場合は洗面台にお湯を入れるのをおすすめします。

水が平気な子は歩くので運動になります。

我が家のハリネズミはたまにしか回し車で運動しないので、お風呂のときに歩いて運動してもらっています。

やわらかいブラシ

ハリの部分や手足の爪を洗うときは歯ブラシを使うと洗いやすいです。

動物用シャンプー

こちらは基本的に使いませんが、汚れがひどい場合に使うことがあります。

普段の汚れであれば水で落とせます。

動物用シャンプーはハリネズミにとって成分が強く皮膚に影響が出る恐れもあるので「汚れがひどい場合」のみ使用するようにしましょう。

ハリネズミの正しいお風呂の入れ方

それでは、ハリネズミのお風呂の入れ方をご紹介していきます。

洗面器にお湯を入れる

まず、洗面器にひと肌(37℃~40℃)くらいのお湯を1cm~2cmほど入れます。

動画などで泳いでいるハリネズミなどを見ることがありますが、あそこまでお湯を入れる必要はありません。

手足がつかる程度にしてあげてください。

ハリネズミをお湯に入れる

ハリネズミをゆっくりとお湯に入れます。

急にお湯に入れるとびっくりしてしまうので、抱っこしてあげたらゆっくりとお湯に入れてあげましょう。

ブラシで洗う

お湯をからだにかけ、ブラシで洗います。

お湯をかけるときも驚かないようにゆっくりと手足から順番にかけてあげましょう。

全体にかけられたらブラシで撫でるようにやさしく洗ってあげてくださいね。

上がり湯をする

汚れが落ちたら別の洗面器にお湯を入れ、きれいなお湯で上がり湯をします。

最初のお湯は汚れているので、最後は必ずきれいなお湯で流してあげてくださいね。

タオルで拭く

タオルでよく拭きます。

からだに水分が残っていると皮膚トラブルや体温の低下につながります。

吸収性の高いタオルなどを使ってふき取るようにしてあげてください。

タオルは2枚用意し、仕上げは乾いたタオルで拭いてあげましょう。

ハリネズミをお風呂に入れる頻度は?

先ほどお話ししたように、ハリネズミは水浴びをする動物ではありません。

なので汚れがひどい場合にいれましょう。

ハリネズミにもよりますが1か月に1回ぐらいでよいでしょう。

全身浴でなくても手足浴だけでもよいですよ。

我が家のハリネズミはお風呂が好きなので月に1回の全身浴と月に2回の手足浴をしています。

しかし冬場は回数を減らしています。

冬場のお風呂については注意点で紹介しますね。

ハリネズミをお風呂に入れる際の注意点

ハリネズミをお風呂に入れる注意点はいくつかあります。

ひとつずつ紹介しますね。

無理やりお風呂に入れない

本来は水浴びをしない動物ですので無理にお風呂に入れる必要はありません。

汚れを落とすことは大切ですが、ストレスを与えてはいけません。

水が苦手な子は蒸しタオルで拭くなどして汚れを落としてあげてくださいね。

水が耳や鼻に入らないようにする

耳や鼻に水が入ってしますと肺炎などを起こす危険性もあるので、頭からお湯をかけるなどはしないようにしましょう。

温度管理をしっかりと

部屋の温度は十分に暖めましょう。

特に冬場ですが、エアコンの温度は通常より少し高めにして部屋を暖めます。

濡れたハリネズミは体温の低下が激しいので、タオルドライのときは暖かい場所でしてあげましょう。

ドライヤーで乾かさない

乾かすことは大切なのですが、ドライヤーで乾かすことはNGです。

ドライヤーの高温は皮膚の炎症を起こすことがありますのでやめましょう。

手早くお風呂に入れてあげる

ハリネズミは温度調整が苦手な動物なので長湯はNGです。

からだにも負担がかかりますので手短にしましょう。

冬場のお風呂

冬場は気温が低いためいつも以上に体温調整が難しくなります。

なので冬場は必要以上に入浴しないことをおすすめします。

正しい入浴方法を理解してお風呂に入れてあげましょう

まとめ
  • ハリネズミはお風呂に入れても大丈夫
  • 用意するものは、「洗面器」「やわらかいブラシ」「タオル」
  • お湯は人肌くらいの温度
  • しっかりとからだを乾かす
  • 頻度は月に1回ほど
  • 無理やりお風呂に入れない
  • 水が耳や鼻にはいらないようにする
  • 温度管理をしっかりと
  • ドライヤーで乾かさない
  • 手早くお風呂に入れる
  • 冬場は必要以上に入浴しない

色々と紹介してきましたが、ハリネズミにとってお風呂は絶対ではありません。

我が家のハリネズミはお風呂好きなので入れていますが、苦手な子にとってはストレスになります。

また、注意点を守らないとリスクもありますのできちんと入浴方法を理解してからお風呂に入れてあげてくださいね。