GoToトラベルを利用して、旅行を考えている方も多いことでしょう。
行き先を検討する際に、「観光地」や「リゾート地」という言葉が目につくと思いますが、観光地とリゾート地には違いがあるのでしょうか。
明確な定義はあるのでしょうか。
この記事では、知ると納得の観光地とリゾート地の違いについてまとめました。
観光地とは?
「観光地」とは、「史跡や名勝など観光の対象となるものがある土地」です。
温泉地などが含まれる場合もあります。
観光地では人々の滞在期間が短く、1ヶ所にとどまらずにあちらこちらを訪れるのが基本的な行動パターンです。
家族や個人で観光地を訪れることもありますが、日本では団体ツアーなどが組まれることも少なくありません。
リゾート地とは?
「リゾート地」とは、「避暑・避寒などのために訪れる土地」です。
リゾート地は休養や保養のために訪れる場所なので、貸別荘やホテルなどに長期滞在するのが主な行動パターンです。
また、リゾート地は団体で訪れるものではなく、家族や友人など気心の知れた比較的少人数のメンバーで訪れる場所であるのも大きな特徴といえます。
そして、リゾートでは滞在地で過ごす「時間」をとても大切にします。
そのため、リゾート地に求められるのは、エンターテイメント性ではなく快適さといえます。
観光地とリゾート地の違い
観光地とリゾート地は、訪れる人の目的がまったく違います。
観光地は、史跡や名勝などをいろいろ見て回ることができる場所です。
修学旅行などで訪れる土地を思い浮かべると、わかりやすいですね。
リゾート地は、休養や保養の目的で訪れる場所です。
皇族方の別荘がいわゆるリゾート地に設けられているのは、まさに休養保養のためといえるでしょう。
そして、観光地では「経験」が重視され、リゾート地では「時間」が重視されます。
経験は見ず知らずの人と共有しても楽しいものですが、時間はやはり親しい人と共有したいものです。
そのような意味では、観光地は団体客向け、リゾート地はファミリー向けといえるかもしれません。
まとめ
- 観光地は、経験を楽しむ場所。
- リゾート地は、休養・保養のための時間を過ごす場所。
日本では長期休暇をとることが難しいため、リゾート地を利用できる人は限られているのが実情です。
しかし、近年はテレワークの浸透にともない、リゾート地で仕事をする「ワーケーション」という働き方を選ぶ人も増えてきています。
賛否両論あるとは思いますが、しっかり休んで仕事もバリバリできる、そんな環境が当たり前の社会になるといいですね。