皆さんは、みそ汁には木綿豆腐・絹ごし豆腐どちらを入れますか?
最近は絹ごし豆腐とよく似た食感の充填豆腐もありますよね。
このように豆腐にはいろいろな種類がありますが、それぞれどのような特徴があるかご存じでしょうか。
この記事では、日本人にとって身近な木綿豆腐・絹ごし豆腐・充填豆腐の違いについて調べました。
木綿豆腐とは?
木綿豆腐は、表面に布目がついている少し硬めの豆腐です。
木綿豆腐は、豆乳をにがりと混ぜて一度固め、それを崩して布を敷いた穴付きの型に入れて重しをのせ、脱水・成型したものです。
通常は大きめの豆腐を作り、カットして販売しています。
絹ごし豆腐とは?
絹ごし豆腐は、木綿豆腐に比べてやわらかく、なめらかな食感の豆腐です。
絹ごし豆腐は、濃いめの豆乳とにがりを型に入れ、固めて作ります。
重しをのせて脱水しないので、木綿豆腐よりやわらかな仕上がりになるのですね。
絹ごし豆腐も、大きめの豆腐を作ったあと、カットして販売されます。
充填豆腐とは?
充填(じゅうてん)豆腐は、パックに豆腐がみっちり充填された状態で販売されている豆腐です。
充填豆腐は、木綿豆腐と同じ濃さの豆乳で作られることが多いのですが、製法がほかの豆腐とはまったく違います。
充填豆腐を作る際は、冷やした豆乳をにがりと一緒に直接容器に入れ、密封します。
そして、容器ごと加熱したあと、冷やして固めます。
ほかの豆腐のように、容器から出して切り分けることはしません。
また、十分に加熱するため、長期間保存できるのが特徴です。
木綿豆腐・絹ごし豆腐・充填豆腐の違い
木綿豆腐は、豆乳をにがりで固め、脱水成型した豆腐です。
絹ごし豆腐は、濃い豆乳をにがりで固めて作る豆腐です。
いずれも大きな豆腐を作って、適当な大きさにカットして販売しています。
そのため、パックと豆腐の間にすき間があり、水につかった状態で店頭に並んでいます。
充填豆腐も豆乳とにがりで作りますが、冷やした豆乳とにがりを直接容器に入れて密封し、加熱後冷やして固めます。
製造後、容器から取り出されることはなく、まさに充填された状態で販売されます。
木綿豆腐は硬めの食感ですが、絹ごし豆腐と充填豆腐はやわらかめの食感です。
なお、充填豆腐は「充填絹ごし豆腐」として販売されていることもあります。
まとめ
- 木綿豆腐は、脱水形成して作る豆腐。布目がついていて硬めの食感が特徴。
- 絹ごし豆腐は、濃い豆乳をにがりで固めて作る豆腐。やわらかめの食感。
- 充填豆腐は、容器に豆乳とにがりを充填して作る豆腐。絹ごし豆腐とよく似た食感。
充填豆腐は、木綿豆腐や絹ごし豆腐に比べて日持ちはしますが、開封後は早めに食べきるようにしましょう。