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インコの多頭飼いはここが大変!メリットとデメリットを4羽の飼い主が教えます

インコ 多頭飼い
インコ 多頭飼い

インコを飼っている人の中には、複数飼っている人は多くいます。

  • 1羽だけだと寂しいからお友達をお迎えしてあげよう
  • 種類の違うインコを飼ってみたい

など、多頭飼いに至る理由は様々です。

多頭飼いをしている多くの人が、インコとの生活を楽しんでいると思いますが、メリットだけでなく、デメリットも存在します。

私も実際に4羽のインコを飼っているので、インコの多頭飼いについてまとめてみました。

2羽目のお迎えを考えている人は、参考にしてみてください。

インコの多頭飼いのメリット

まずはインコを多頭飼いするメリットから。

個性を楽しむ

インコは同じ種類でもそれぞれ性格が違い、種類によっても特徴があります。

我が家では、セキセイインコ2羽とオカメインコ2羽を飼っていますが、4羽とも性格が違います。

ケージの中での過ごし方にもそれぞれ特徴があり、おしゃべりの練習をしている子や、口笛を吹いている子、おもちゃで遊ぶのが好きな子に、止まり木に止まったままであまり動かない子など、見ていて飽きませんよ。

変化に気づくことが出来る

1羽だけだと気づかない変化も、比べる対象がいることによって、気づきやすくなります。

換羽だと思っていたら実は毛引きだったということがありますが、実際に見たことがないと換羽と毛引きの違いを見分けることは難しいでしょう。

でも、2羽を比べたら、その違いに気づくことが出来るかもしれません。

オカメ
オカメ
他の症状についても同じことが言えるので、日頃から観察しておくといいでしょう。

インコは体調不良を隠す生き物なので、飼い主が早く気づいてあげることが大事です。

インコどうしの世界がある

犬や猫が兄弟たちと遊ぶ中で社会性を身に着けるのと同じで、インコも相手の仕草から色々と学んでいます。

元々野生のインコは、群れで生活する生き物なので、多頭飼いは自然のようにも思います。

オカメ
オカメ
何より、インコどうしが一緒に遊んでいる姿は、とても可愛いです。

インコの多頭飼いのデメリット

メリットもあれば当然デメリットもあるので、包み隠さずにお伝えしていきますね。

鳴き声が倍増

1羽だと気にならない鳴き声も、2羽だとうるさく感じるかもしれません。

ご近所迷惑にならないよう、さらに対策も必要になってきます。

特にマンションでは、気を付けたほうがいいでしょう。

費用とお世話の労力も倍増

インコの数が増えれば、消費する餌の量も増えますし、病気になってしまったら、病院代も必要になってきます。

お世話の内容に変わりはないですが、ケージが一個増えるとやはり掃除が大変です。

飼い主との距離ができてしまう

1羽の時は飼い主にべた慣れでも、インコの友達ができると、そちらに興味が向いてしまい、手乗り崩れになってしまったり、飼い主に攻撃的になることがあります。

ただこれは可能性があるというだけで、必ずなってしまうわけではありません。

きちんとコミュニケーションを取ることで、防ぐことが出来ます。

オカメ
オカメ
実際我が家のインコたちは、多頭飼いでも手乗りのままですし、呼ぶと飛んできてくれますよ。

インコを多頭飼いする時ケージは分ける?

相性が良くて仲良くなれば、同じケージで過ごしても問題はありませんが、雛の頃から一緒に育ったというわけでなければ、最初から同居は難しいです。

なので、新しくインコをお迎えしたら、まずはケージを分けて飼うのが基本です。

別種で体格差のあるインコも、ケージは別にしたほうがいいでしょう。

オカメ
オカメ
同種のインコの雄と雌を飼っていて、これ以上増やしたくないという場合は、ケージだけでなく、放鳥も別にしましょう。

インコを多頭飼いする時の注意点

インコを多頭飼いすると、焼きもちをやいたり、喧嘩になったりする心配があります。

どうしても仲良くなれない個体同士だと、流血レベルの喧嘩になり、落鳥してしまう恐れもあるので、配慮が必要です。

まずはケージ越しで、お互いを気にしているようなら、片方ずつ放鳥をしてみるなど、徐々に距離を縮めて様子を見ましょう。

相性に問題がなく同時放鳥する際には、位置を把握しきれずに、事故につながることもあるので、気を付けましょう。

多頭飼いでインコに快適に過ごしてもらうポイント

多頭飼いでインコに快適に過ごしてもらうためには、ストレスのかからない環境を作ってあげることが大切だと思います。

2羽目をお迎えした時には、

  • ケージの掃除
  • 餌をあげる
  • 放鳥

など、先住のインコのお世話を優先することを心がけましょう。

オカメ
オカメ
我が家では、喧嘩をすることもなく、相性の悪さは特に感じていませんが、おっとりとしたオカメインコには、好奇心旺盛でグイグイくるセキセイインコは苦手なようで、放鳥は別にしています。

相性を見極めて、対処してあげてくださいね。

多頭飼いをする前によく考えましょう

まとめ
  • インコの多頭飼いのメリットは、個性を楽しんだり、変化に気付きやすくなること。また、インコどうしのコミュニケーションにもなる。
  • インコの多頭飼いのデメリットは、鳴き声がうるさくなったり、餌代や世話の労力が増えること。飼い主との距離が出来る場合もある。
  • 新しくインコをお迎えしたら、まずはケージを分けて飼うのが基本。
  • インコを多頭飼いする時は、焼きもちをやいたり喧嘩にならないよう注意。
  • 多頭飼いで快適に過ごしてもらうためには、ストレスのかからない環境を作ってあげることが大切。

私は4羽の飼育をしていて、デメリットを上回るメリットを感じているので、多頭飼いの楽しさを多くの人に経験してほしいと思っています。

ただ、相性が良くなければ、別々に飼育することも視野に入れなければなりません。

それに、1羽でも飼い主の愛情を受けて飼育されているインコは、とても幸せだと思いますので、無理をして2羽目をお迎えする必要はないと思います。

お迎えしてから、多頭飼いは無理だったということにならないよう、よく考えましょう。