これまでジャンガリアンハムスター3匹、ゴールデンハムスター1匹、キンクマハムスター2匹飼育経験があります(現在はキンクマハムスター1匹を飼育中)。
赤ちゃんハムスターのお迎えからお星さまになるまでを見届けてきました。
この記事ではハムスターのトイレのしつけ方法、もし覚えない時はどうしたらよいかというお話をしたいと思います。
目次
ハムスターにトイレのしつけは出来るの?
ハムスターにトイレのしつけができるかできないかというと私は「できる」と思っています。
特にゴールデンはトイレを覚えやすいと言われています。
ベビーハムスターでも早い子はお迎えしたその日に覚えました。
ジャンガリアンは絶対とは言い難いですが、やはり習性があるので根気よくつきあえば、いずれトイレのしつけは成功できると思います。
それはハムスターが野生だった頃、巣の中でトイレを設けそこで用を足していた名残りだそうです。
ハムスターのおしっこは基本的にケージ(水槽や衣装ケースで飼育している方もいると思いますが)の片隅でします。
特にトイレを設置していなければ再び同じ場所でします。
ハムスターは自分のおしっこのニオイがついた所にします。
一度決まった場所以外ではしなくなる習性があります。
マーキングのようなものでしょうか。
その習性を利用してトイレへ導くことになります。
ハムスターにトイレをしつける方法
ハムスターにトイレを覚えさせる方法ですが、お迎えした時ペットショップやブリーダーさんからそれまで使っていた床材(トイレとして使っていた物あるならそれを)を貰ってきてください。
自分のニオイがついているので安心します。
無い場合は最初のおしっこを待ちます。
おしっこのニオイいがついているので飼い主さんが「トイレ」として使いたい場所に貰ってきた物を入れ、ニオイを染み込ませるようにましょう。
するとハムスターはそのニオイを探して次はそこをトイレとして用を足してくれるようになります。
トイレはできれば餌箱や寝床から離れた場所に設置します。
ちゃんとおしっこができるかどうか気になりますが、最初はあまり覗かないようにしましょう。
緊張してしまい、失敗する可能性があります。
時々覗いてみてしっとり濡れていたら成功です!
ハムスターがトイレを覚えない時の対処法
もちろんトイレを覚えてくれない個体もいます(ゴールデン・ジャンガリアン共に)。
ニオイ付けした以外の場所ですることもありますが、ここは飼い主さんの根気が必要になります。
繰り返しクセをつける
間違った場所でした場合、失敗した部分の床材を拾い、すぐ「トイレ」に入れましょう。
繰り返しクセをつけることです。
覚えてくれるまで時間がかかるかもしれません。
しかし、それぞれ個性があるので時間がかかることもありますし、覚えさせる必要があります。
その場を放置してしまうと、あちこち好きな所でするようになり、飼い主さんの掃除が大変になります。
石灰化すると取るのが大変になり無理に取ろうとするとケージが傷つきます。
おしっこの色や量の観察を観察することで病気の発見、重症化を未然に防ぐことができます。
そのためにもトイレは必要です。
間違った場所におしっこをしてしまった場合は、気づいたらすぐに掃除をしましょう。
そこをトイレと覚えさせないためニオイを消すようにします。
その際はアルコールなどは使用してはいけません。
小動物はとてもデリケートです。
ペットショップで販売されている専用の掃除用具を使うようにしてください。
ケージの掃除方法についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、良ければ参考にしてください。
ウンチのしつけは出来ない
ウンチはトイレ関係なくあちこちでしますので適宜掃除をしましょう……。
ウンチに関してはニオイがないため、決まった場所でするという習性はなさそうです。
時々トイレにする子もいれば(飼い主的には有難い!)、家の中でため込んでいる子もいます。
ウンチのしつけはできないものと考えておいてください。
ウンチもおしっこ同様、健康管理に必要ですので極端に数が少ない、水っぽくないかなど異変がないかチェックしておきましょう。
水っぽい時は下痢をしています。
下痢は命を落とす可能性がありますので見つけたらお尻が濡れていないか確認をし、すぐ病院へ連れて行きましょう!
下痢の原因や対処法についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、是非こちらもご覧ください。
ハムスターにおすすめのトイレ用品
ハムスターのお世話の中で欠かせないのがトイレの掃除になります。
トイレ自体はハムスターの飼育道具の中でも使い捨ての部類に入ると思ってください。
清潔を保つためです。
トイレはサイズ選びが重要
ハムスターのトイレを選ぶ時はサイズ選びが重要です。
大きすぎるとトイレを寝床にしてしまう子もいるからです。
トイレに砂を入れた場合は砂場にされる可能性もあります。
ハムスターが入って上や横に少し余裕がある程度の大きさを選びましょう。
ペットショップにゴールデンハムスター用、ジャンガリアンハムスター用と別に販売しているので参考にしてみてください。
タッパーや瓶、牛乳パックの箱などでもよいです。
とにかく端っこに砂(おしっこのニオイ)があればそこでします。
屋根付きのプラスチック製品がおすすめ
個人的には屋根付きでおしっこが染みつかないプラスチック製品をお勧めします(陶器もよし)。
屋根付きをお勧めする理由は、砂遊びの延長ではないですけど、砂を足で掻いてしまい飛び散ることがあるためです。
屋根付きだと砂の飛び散りが減り掃除が楽になります。
トイレ砂は固まらないものを
トイレには小動物用のトイレ砂が必要になります。
固まる砂、固まらない砂がありますが、ハムスターが食べてしまうということも少なくはないそうです。
特に病気や手術をした時、治療中の時は腸内環境が変わることもあり、砂を食べてしまうハムスターも少なくはないので、固まらない砂を選ぶようにしましょう。
ハムスターのトイレのしつけまとめ
- ハムスターにトイレのしつけは可能
- おしっこのニオイがついているものをトイレに入れて習慣づけする
- トイレを覚えない時は、失敗した部分の床材を広いすぐにトイレに入れる
- 間違った場所におしっこをしてしまった場合はすぐに掃除をしてニオイを消す
- ウンチのしつけは出来ない
- トイレはハムスターが入って上や横に少し余裕がある大きさで、屋根付きのものがおすすめ
- トイレ砂は固まらないものを
この記事ではハムスターのトイレをしつける方法、メリットやデメリット、オススメ用品を紹介してきました。
これからハムスターをお迎えしようか考えている方、今の飼育環境に疑問を抱いている方、今はダメでもトイレを覚えてもらいたい方の参考になれば幸いです。