とても可愛いハムスター。
仲良くなって撫でて遊んだり、手のひらに乗せて遊ばせたり、たくさんコミュニケーションをとりたいですよね。
しかし、そうするには少しコツがあったり、注意しなければいけないことがあります。
仲良くなりたかったのになんだか嫌われてしまった気がする、なんてことにならないように事前にしっかり正しい触り方・持ち方を勉強しておきましょう。
目次
ハムスターは触られることによってストレスを感じている
そもそもハムスターは触られることが好きではありません。
特にお迎えしたばかりの子は、人に慣れていないため余計に怖がります。
ただでさえ環境の変化でストレスを受けているのに、さらに飼い主さんがストレスを与えてしまうのは良くないですし、その後なついてくれなくなる原因にもなります。
まずは一週間様子を見て、慣れてきたら少しずつ触る練習をしていきましょう。
また、慣れてきているハムスターでも、触られるのを好まない子がいます。
それは、自身に人間の匂いがつくのを避けるためと考えられています。
触った後にしきりに毛づくろいをしていたり、砂浴びを行なっているようだったらこの可能性が高いです。
以上のことが原因となって触られるのを嫌がることがほとんどですが、その際に執拗に追いかけたり、触ったりするのはやめましょう。
過度のストレスを与えてしまいます。
ハムスターが嫌がらない触り方
とはいえ、私もハムスターを飼っているので、ハムスターが可愛すぎて好きすぎて、触りたくなる気持ちもわかります。
どうしても触りたい時はいきなりではなく、優しく声をかけながら触りましょう。
背後からいきなり触ると驚いてしまうので、正面から手を伸ばし、頭からおしりに向かい毛並みに沿ってゆっくりと撫でてあげます。
ハムスターの持ち方・つかみ方
「可愛くて触りたい!」というとき以外にも、ケージの掃除や病院へ連れて行くときなど、ハムスターを移動させるためにどうしても触らないといけないこともありますよね。
その際、極力ハムスターにストレスをかけない持ち方・つかみ方をご紹介します。
正面から手を伸ばす
死角からいきなり手を伸ばして触ると「見えないところから何かきた」と驚いて、恐怖心を抱いてしまいます。
ですので、ハムスターがきちんと飼い主さんの手の動きを見ていられるように、正面からゆっくりと手を伸ばしましょう。
名前を呼ぶ
ハムスターは賢く、自分の名前を覚えてくれることもあります。
名前を呼んで近づいてきたらえさをあげる、といったことを繰り返していると自然と覚えてくれるので、慣れてくれば名前を呼んだら手のひらに乗ってくる、なんてこともあるかもしれません。
手のひらにえさを置いてみる
手からえさを貰うことに抵抗がないハムスターだったら、飼い主さんの手のひらにえさを乗せて、そこに乗るように覚えてもらうという方法も有効です。
この際のえさは普段のえさではなく、嗜好性の高いおやつなどを使う方が効果が高くなります。
両手ですくうように持つ
力を入れずに、ハムスターを両手ですくってあげる方法です。
この方法だとあまり触れて欲しくない箇所に触れることが少なくなるので、ハムスターの負担も少なく、大人しく触らせてくれます。
低い位置で持つ
ハムスターは臆病なため、ちょっとした音でも驚いて逃げ出してしまうことがあります。
そんな時に高い位置でハムスターを持っていると、もし逃げ出してしまった時に落としてしまう危険があり、大怪我に繋がる可能性があるので、なるべく低い位置で持ってあげるようにしましょう。
ハムスターを触る時にやってはいけないこと
触る時にはお腹や耳、尻尾などのデリケートな部分は避けるようにしましょう。
特にお腹を力強く触っていると臓器を傷つけてしまう恐れもあります。
それから、頭上や背後からいきなり触らないことです。
人の大きな手が覆い被さってきたらハムスターにとっては恐怖でしかありません。
首根っこを持つといったやり方もありますが、薬をあげたり健康チェックをするなどやむを得ない時以外は避けるようにしましょう。
長時間続けていると眼球突出の恐れもあります。
ハムスターの立場になって接しましょう
- ハムスターはそもそも触られること自体がストレス
- 急に触ったり、見えないところから手を出したりしないようにしよう
- ストレスをかけずに触りたい時には、おやつを有効活用してみる(ただしあげすぎには注意)
ハムスターは小さくデリケートな生き物ですので、大事に優しく扱ってあげてください。
ハムスターにとって人間はとても大きくて得体の知れない生き物です。
自分がハムスターの立場だったら、大きな何かが急に手を伸ばしてきたり、力強く握られたりしたら怖いですよね。
自分が可愛がれればそれでいい!ではなく、信頼関係を築くためにも、ハムスターの目線になって「何をしたら怖がらせなくて済むだろう?」「何をされる事が嫌なんだろう?」と一度考えてから接してあげるようにしましょう。