遠足や旅行などで使う背中に背負うアレ、とても便利ですよね。
両手が空くため、ビジネスマンだけではなく子育て中のお母さんにも大人気です。
ところで、皆さんが使っているのはリュックサック・ナップサック・バックパックのうちどれですか?
実はこの3つ、明確な定義はないのですが、日本では海外とは異なるカテゴリー分けが定着しているのです。
この記事では、欲しいものを探すときに役立つ……かもしれない、リュックサック・ナップサック・バックパックの違いをまとめてみました。
リュックサックとは?
「リュックサック」の語源は「rucksack(ルックサック)」というドイツ語です。
これを英語読みしたのが「リュックサック」です。
本来は「背中袋」という意味のようですが、ドイツ語の翻訳ソフトに「rucksack」と入れると「バックパック」と返ってきます。
日本のリュックサックは、縦の長さに比べて横幅が広く、肩ひもは幅広で、全体的にコロンとしたデザインのものが多いようです。
幼児サイズから大人サイズまでありますが、比較的小ぶりで普段使いできるものが主流です。
ナップサックとは?
「ナップサック」の語源は「knapsack(ナップサック)」で、こちらもドイツ語です。
そのまま訳すと「閉じる袋」となりますが、ドイツ語翻訳ソフトに「knapsack」と入れると「ナップザック」と何のひねりもなく返ってきます。
ナップサックはリュックサックの古い呼び名の一つとされますが、日本ではナップサックとリュックサックは別物として扱われています。
日本のナップサックは大きな巾着袋のような感じで、袋の口を閉める紐がそのまま肩紐になっています。
バックパックとは?
「バックパック」の語源は、英語の「backpack」です。
こちらは「背中の荷物」という意味ですね。
海外では大きさに関係なく、背中に背負う袋をバックパックと呼びます。
日本でバックパックというと、横幅に比べて縦の長さがかなり長く、本格的なアウトドア用のものが多いです。
これは、「バックパッカー(バックパック一つで旅行する人)」という言葉のイメージが大きく影響しているのかもしれません。
リュックサック・ナップサック・バックパックの違い
リュックサックはドイツ語で、バックパックと同義です。
ナップサックもドイツ語ですが、こちらはリュックサックの古い呼び名の一つです。
バックパックは英語で、大きさに関係なく背中に背負うものの総称です。
日本語では、
- リュックサック:普段使いの比較的小さな背負い袋
- ナップサック:巾着タイプの背負い袋
- バックパック:大型の背負い袋
という意味で使われることが多いです。
まとめ
- リュックサックは、バックパックのこと。日本では比較的小型の背負い袋を指す。
- ナップサックは、リュックサックの古い呼び名。日本では巾着タイプの背負い袋を指す。
- バックパックは、背負い袋の総称。日本では大型の背負い袋を指すことが多い。
日本のショッピングサイトで検索する際は、リュックサック・ナップサック・バックパックを上手に使い分けると欲しいものが見つかりやすくなるかもしれません。