お得がいっぱいのクーポンやチケット、最近は紙ではなくスマートフォンなどに表示させるタイプもどんどん増えてきていますよね。
ところで、クーポンとチケットって何が違うのでしょうか。
使い分けはどのようにするのが正しいのでしょうか。
この記事では、もともとの意味がまったく異なるクーポンとチケットの違いについて調べました、
クーポンとは?
「クーポン」とは、飲食店や商店などで使うことができる「切り取り式の割引券」のことです。
スマートフォンなどの場合は、切り取る代わりに店員さん用のチェックボタンが設定されていることがあります。
語源はフランス語の「coupon」で、旅行者用の乗車券や入場券などが一冊にまとまった回数券のことを指していたそうです。
使う側にとってはお得満載のクーポンですが、売る側としても標準価格を下げることなく(つまり、値崩れを起こすことなく)、顧客にひいきにしてもらいやすい、というメリットがあります。
チケットとは?
「チケット」とは、切符や入場券、乗車券、食券など、まさに「券」のことです。
その場で割引を受けるものではなく、見せたり渡したりすることで、目的(乗車・入場・食事の提供など)を達成することができます。
こちらは英語の「ticket」が語源で、使用ごとに購入するのが通常です。
チケットは、金券や小切手のようなものなので、事前に用意しておけば現金を持ち歩く必要がなくなります。
また、売る側は事前あるいは事後に確実に清算が行われるので、安心して取引できます。
クーポンとチケットの違い
クーポンは、割引券のことです。
多くの場合、顧客側はクーポンを入手するためにお金を払っているわけではないので(例外はありますが)、利用しなくても損はしません。
しかし、使えばお得感を満喫することができます。
チケットは、「券」のことです。
チケットの入手には、事前・事後に支払いが必要です。
そのため、チケットは使用しなければ顧客側に損益が発生する可能性があります。
クーポン・チケットは、顧客の利益や利便性の向上に資するものと思われがちですが、実は販売店側にも大きなメリットをもたらすものです。
値崩れを防ぎ、かつ顧客から確実に代金を回収するという側面を持っているからです。
まとめ
- クーポンは、割引券のこと。使うとお得だが、使わなくても損をするわけではない。
- チケットは、券のこと。事前・事後に支払いが必要。有効期限内に使わなければ、チケット代が無駄になってしまう。
日本では「クーポン券」「割引チケット」といった使い方もするので、クーポンとチケットの違いはあいまいになっているように感じます。
しかしいずれにせよ、売る側・買う側がwin-winになる素晴らしいシステムなので、楽しみながら利用したいものですね。