みなさんのおうちのハムスターが歯ぎしりをしているところを見たことがありますか?
もし見たことがあって、しかもそれが初めての場合はどうしたんだろう?どこか悪いのだろうか?と不安や疑問が出てくると思います。
この記事では、そんなハムスターの歯ぎしりについての原因と対処法を紹介していきますので、参考にしていただければ幸いです。
目次
ハムスターが歯ぎしりする5つの原因
ハムスターが歯ぎしりをする原因は大きく分けて5つあります。
特に気にする必要のないものから病気の可能性も考えられるので、心当たりが無いかチェックしてみてください。
威嚇
ハムスターの歯ぎしりで1番の原因とされているのが、威嚇している場合です。
彼らは基本的に臆病で、些細なことにも驚いたり恐怖を感じたりします。
よくあるのが「撫でていただけなのに歯ぎしりされた。」という場合。
撫でていただけ、といってもハムスターはそもそも触られることが得意ではありません。
起きている時ならまだしも、ぐっすり眠っている時やご飯を食べている時などにいきなり触ると、余計に驚き恐怖心を与えてしまう恐れがあります。
歯の伸びすぎ
威嚇の次に多いとされているのが歯の伸びすぎです。
ハムスターの歯は常生歯といって、一生伸び続けます。
普通に生活をしていたら伸びすぎるといったことは起こりませんが、かじり木を置いてなかったり、柔らかい餌ばかり与えていると歯が伸びすぎてしまうことがあります。
歯が伸びすぎてしまうと、食欲不振を起こしたり、伸びた歯によって口内を傷つけてしまったりすることがあるので注意が必要です。
親を呼んでいる
人間の子供が親を求めて泣くように、幼いハムスターは歯ぎしりで親にアピールをすることがあります。
ストレス
ハムスターも私たちと同じようにストレスを感じます。
嫌なことをされたり、生活環境に不満があったりと理由は様々考えられますが、そういった場合に歯ぎしりを行う場合があります。
ハムスターのストレスの原因や解消法についてはこちらの記事で詳しくまとめていますので、是非参考にしてください。
病気
歯ぎしりの原因として考えておかなければいけないのが、病気によって歯ぎしりが行われている場合です。
ハムスターなどの小動物は、たとえ病気になっていてもそれを表に出さずに隠してしまう動物なので、すぐに体調の変化に気づけないことがほとんどです。
ですが、痛みや苦しみが我慢の限界を超えてしまった時に、歯ぎしりをしてストレスを訴えることがあります。
ハムスターの歯ぎしりの対処法
ここからは、ハムスターの歯ぎしりの対処法を原因に別にご紹介していきますね。
威嚇が原因の場合は触り方に気を付ける
威嚇が原因で歯ぎしりをしている場合の対処法は、一番はいきなり触らないことです。
人間でも後ろから急に触られると驚きますよね?
それはハムスターも同じこと。
撫でたり触りたい場合には、ハムスターの死角からではなく見える位置から。
また、上から手をおろすのも恐怖心を与えてしまうので、下から手を差し出してあげましょう。
こちらの記事でハムスターが嫌がらない触り方をご紹介しているので、是非参考にしてください。
歯の伸びすぎならかじり木の設置やえさの見直しを
かじり木を置いていないのであれば設置してあげるとともに、えさの見直しも行いましょう。
いつも柔らかいものを食べているのであれば、そこに硬めのえさを混ぜて与えたりするといいです。
原因のほうでも書きましたが、歯が伸びすぎてしまうと食欲不振になったり、それが長期間に及ぶと栄養不良で命を落としてしまうこともあります。
また、伸びすぎた歯が口内を傷つけたりと放っておくと危険なことだらけです。
親を呼んでいる場合はそのままでもOK
これはハムスターにとっての自然な行動なので、特に対処法は必要ないです。
しかし、大人になっても癖で続けてしまう場合は何らかの対処が必要になることもあります。
ストレスが原因なら遊ばせる&生活環境を見直す
まずは運動させたり遊ばせたりしてストレスを解消させてあげます。
ケージから出して広いスペースに出してあげたり、回し車で遊ばせてあげたりしましょう。
ストレスの解消法はこちらの記事でもまとめているので、是非参考にしてください。
それと合わせて生活環境の見直しも行います。
小屋が汚れていないか、えさの量は十分かなどを確認し、必要であれば改善していきましょう。
病気の可能性があればすぐに病院へ
ハムスターの歯ぎしりがストレスによるものなのか、それとも病気が原因なのか、これを見極めるのはとても難しいです。
なので、普段から正常な食事量や飲水量、行動などをよく観察しておいて、おうちのハムスターの正常なときと異常があるときを判別できるようにしておきましょう。
確証がなくても、なんだか普段やらないことをしているなとか、普段よりえさを食べる量が少ないなど、少しでも不安要素があれば病院に連れて行って診断してもらうことが大事です。
異常に気付けるように普段からよく観察を
- ハムスターの歯ぎしりの原因のほとんどはストレス。しかし病気の可能性もあるのでそのサインを見逃さないように!
- 歯ぎしりの原因は自分で改善することができるものが多い。
- 歯が伸びすぎてしまったら病院で切ってもらいましょう。
何か病気のサインかな?と思うことも多いかとは思いますが、多くは飼い主さんによって改善出来るものばかりです。
しかし、病気の可能性がゼロというわけではないので、その見極めが重要になってきます。
普段から飼っているハムスターを注意深く見てあげて、原因が病気の時には気付いてあげられるようにしましょう。