雑学・豆知識

ワクチンなどの副作用・副反応の違いをわかりやすく解説

副作用・副反応

ワクチン接種に関連して使われることが多い「副反応」という言葉。

副作用と何が違うのだろうと思ったことはありませんか。

実は「副作用」と「副反応」は、英訳するとどちらも「side effect」になります。

しかし、ワクチンの働きを考えると、日本語では「作用」ではなく「反応」のほうがしっくりくることがわかります。

この記事では、理由がわかると納得できる「副作用」と「副反応」の違いをまとめました。

副作用とは?

広義の「副作用」とは、「医療において主作用以外のすべての作用」です。

ここでいう医療には、ワクチン接種はもちろん、医薬品の使用、手術などあらゆる医療行為が含まれます。

そして、「主作用以外のすべての作用」ということなので、有害な作用だけではなく、無害なもの・有益なものもすべて「副作用」ということになります。

もっとも、通常「副作用」は狭い意味、つまり「医療と因果関係のある有害作用」という意味で使われます。

そのため、一般的には「副作用」=「体に有害な作用」という意味でとらえたほうが無難です。

副反応とは?

「副反応」とは、「ワクチン接種にともない体に生じた好ましくない反応」のことです。

つまり、副作用のなかでもワクチン接種と因果関係のある有害反応のみを、「副反応」ということになります。

ではなぜ、「作用」ではなく「反応」という言葉を使うのでしょうか。

これは、ワクチンが生体の反応(免疫反応)を促すものだから、という点に由来するようです。

たしかに、医薬品などによる「副作用」は、投与した薬などの作用が体にあらわれるものです。

ワクチンの「副反応」は、ワクチンそのものが悪さをしているわけではないため、「作用」というより「(体の)反応」というほうが違和感がありません。

だから、ワクチンに限っては「副作用」ではなく「副反応」という言葉が使われるのですね。

副作用と副反応の違い

では、副作用と副反応の違いをまとめてみましょう。

「副作用」は、広義では「医療行為全般にともなう主作用以外のすべての作用」を指し、狭義では「医療行為と因果関係のある有害な作用」を指します。

一方「副反応」は、「ワクチン接種にともない生じる好ましくない反応」のことです。

「副反応」は狭義の「副作用」に含まれますが、ワクチンが生体反応を促すものであることから、特別に「副反応」と分けて呼ばれます。

まとめ

まとめ
  • 副作用は、広義では医療行為にともなう主作用以外のすべての作用のこと。ただし一般的には、医療行為と因果関係のある有害な作用のことを指す。
  • 副反応は、ワクチン接種にともない体に生じる好ましくない反応のこと。

(狭義の)副作用も副反応も避けたいものですが、医療を利用しない生活は難しいのが現実です。

医療を受けたあとに予想外の体調変化があったら、我慢しないで医療機関を受診しましょう。