ホテル・旅館・民宿・ペンションの違いって何？

「感染症の流行が治まったら旅行へ行きたい！」そう思っている方も多いことでしょう。

旅行といえば、宿泊先を選ぶのも楽しみの一つです。
豪華なホテルや料理のおいしい旅館、アットホームな民宿にお洒落なペンション、どれも魅力的ですよね。

ところで、ホテル・旅館・民宿・ペンションにはどのような違いがあるのでしょうか。
名前をつけるうえで、何か特別なルールがあるのでしょうか。

この記事では、違いは一応あるけれど名前のつけ方があいまいなホテル・旅館・民宿・ペンションの違いについて調べました。

ホテルとは？

ホテルは、客室がおもに洋室で客室数は10部屋以上、客室一部屋当たりの床面積が9平方メートル以上の宿泊施設です。

さらに、出入り口や窓に施錠ができること・適当数の様式浴室やシャワーがあること、などとされています。

ホテルはやはり洋風なのですね。

旅館とは？

旅館は、客室がおもに和室で客室数は5部屋以上、客室一部屋当たりの床面積が7平方メートル以上の宿泊施設です。

こちらは、適当な規模の入浴設備を備えること、などが求められています。

旅館は、ホテルより部屋・規模とも小さくて良いということになりますね。

民宿とは？

民宿は、部屋数に制限はなく客室の広さの合計が33平方メートル以上であること・階層式寝台（二段ベッドなど）の上下の間隔はおおむね1m以上であること・適当な規模の洗面設備を備えること、といった条件を満たす簡易な宿泊施設です。

民宿は和風のイメージが強いですが、洋風・和風といった区別はありません。

ペンションとは？

ペンションも、求められる条件は民宿と同じです。

部屋数の制限はなし・客室の広さの合計は33平方メートル以上・二段ベッドなどの上下の間隔はおおむね1m以上・適当な規模の洗面設備を備えること、といった条件を満たせばOKです。

こちらも、洋風・和風の区別はありません。

ホテル・旅館・民宿・ペンションの違い

ホテル・旅館・民宿・ペンションのおもな違いをまとめてみました。

なお、民宿とペンションは法律上の区別がないため、一緒にしています。

ただし、これはあくまで営業形態の話です。

施設の名称は経営者が自由に決めてもよいことになっているため、ホテルの基準を満たしていても「旅館」あるいは「民宿」などと称してもよいことになっています。

したがって、施設名だけで宿泊するかどうかを決めてしまうと、期待とは異なる可能性も否定できません。

最近は旅行会社や宿泊予約のサイトなどにホテルの設備がくわしく掲載されているので、あらかじめチェックしてから宿泊するかどうかを決めるのがおすすめです。

まとめ

旅の目的（ビジネス・新婚旅行・家族旅行など）や同行者の年齢（とくに子どもや高齢者）などにも配慮して、最も適した宿泊施設を選ぶようにしたいですね。