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インコにヒーターは必要?おすすめヒーターと正しい使い方

インコ ヒーター

冬になるとインコの寒さ対策が気になるところ。

インコの保温についてはペットヒーターが有名ですが、いつからどのように使うのがいいか迷いますよね。

この記事では、インコのヒーターについて、使い始める時期や使い方、おすすめの商品まで詳しく解説していますので、参考にしていただければ幸いです。

インコにヒーターは必要?

基本的に健康な大人のインコならインコ用に特別なヒーターは必要がない、と言うことができます。

  • ケージを置く位置を隙間風が入ったりしないように窓から離す
  • 保温用にケージの一部を毛布などで覆う
  • 人間が暖房を使う時に同じ部屋に移動させる

など鳥専用にヒーターを用意しなくてもできる寒さ対策を取りましょう。

ただし、体温調節が自分でできない幼いヒナや体力の落ちてきた老齢の鳥には、気温が下がり始めたらヒーターで温めてあげることが必要になります。

インコが寒い時に取る行動

もちろんインコ自身が「寒いよ」のサインを出しているときには部屋全体を暖めてあげてください。

インコの「寒いよ」サインは、

  • 身体をブルブル震わせている
  • 身体全体の羽毛を膨らませている
  • クシャミする

などがあります。

震えたりクシャミを立て続けにしたりしているときは相当寒いので、一緒にいる人間側も寒さを感じているはずです。

インコの身体全体は羽毛で覆われています。

体温が「逃げる」部位は羽の生えていない「クチバシ」と「足」です。

この二つの部分に触ってみて冷たいようなら少し部屋の温度を上げてあげたほうがいいでしょう。

インコにとって快適な温度

インコにとって快適な室温は、

  • 秋冬…だいたい12度~20度くらい
  • 春夏…だいたい20度~30度くらい

だとされています。

体調が悪そうなときにはいつもより5~6度高めの温度にしてあげてください。
(夏場なら32度から33度くらいにします)

オカメ
オカメ
その季節に応じた気温のメリハリをつけるようにしましょう。

年間を通して同じ温度設定にすることは避けてください。

過発情を引き起こすことになり、健康トラブルの元にもなります。

ヒナや老鳥にはヒーターを

ここまでは「健康な大人のインコの場合」です。

免疫力の弱いヒナや老齢の鳥は免疫力がまだ低かったり落ちていたりするので、専用のヒーターを利用して保温してあげる必要があります。

ヒナや老齢の鳥のための温度設定はだいたい27度から30度の間で調節してあげるとよいでしょう。

インコにおすすめのペットヒーター8選

最初にヒーターの種類について説明しておきます。

インコのためのヒーターには、

  • 電球タイプ
  • パネルタイプ
  • とまり木タイプ

があります。

電球タイプ

ひよこ電球と言われる昔ながらの保温器具。

使用している間中ケージの中が明るいということがありますが、ケージ内全体を暖めることができるのが魅力です。

インコがうっかり触って火傷をしないようにカバーつきのものも販売されています。

パネルタイプ

ケージの側面に取り付けられるヒーター。

鳥自身が近寄ったり遠ざかったりして、自分で快適な温度の場所に移動して過ごすことができます。

電球タイプに比べるとケージ全体を暖めることはできないので、部分的に保温したいというときに便利です。

とまり木タイプ

とまり木にヒーターが内蔵されて足から温めるヒーター。

体温が逃げやすい足から温めることができるので、足から冷えてしまうことを防ぐことができます。

このタイプもケージ全体を暖めるためには使えません。

ヒーターの種類がわかったところで各タイプから2~3品ずつご紹介します。

電球タイプ

電球タイプのものは20wから種類があって取り換え用の電球も購入可能です。

うっかり火傷を防ぐにはカバー付きがおすすめです。

パネルタイプ

みどり商会のものは爬虫類や小動物用に作られたものですが、鳥のためにも使うことができます。

とまり木タイプ

見慣れないものを怖がりやすい子には「見慣れたもの」である止まり木がヒーターになっていると便利です。

インコが握りやすい太さのものを見つけてあげてください。

番外編

番外編になりますが、普段ヒーターを使わずに過ごしているけれど体調が悪そうだったり急激な気温の変化などで「温めたほうがいい」という場合があります。

そんな時には湯たんぽやカイロなどを使って保温することも可能です。

オカメ
オカメ
インコが触ったりしないように布でくるんでケージの中に入れてあげましょう。

小型の湯たんぽや使い捨てカイロは通院などでお出かけしなければいけない時の保温にも便利です。

タオルなどでくるんでキャリーの底に入れてあげてください。

ペットヒーターの正しい使い方

最後にペットヒーターの正しい使い方をご紹介しておきます。

インコが火傷をしないよう、またより効率的に温められるように是非チェックしてくださいね。

まず、どのタイプのヒーターを使う場合でもそれぞれのヒーターの取り扱い説明書をきちんと読みましょう。

せっかく温めた空気が逃げてしまわないようにケージにカバーをかけるなどしてください。

オカメ
オカメ
その際、カバーが熱源に触れないように気を付けましょう。

電球タイプのヒーターは自動で温度調節はできないので、サーモスタットと併用して使うのがおすすめです。

その際にはヒーターと同じメーカーのサーモスタットを使いましょう。

インコがヒーターに触れて火傷をしないように気を付けることが大切です。

ケージ内に設置する場合、水がかかったりしないか・餌や糞で汚れることがないかを確認して設置場所を決めてください。

インコのサインを見逃さずしっかり保温してあげましょう

まとめ
  • 健康な大人の鳥は特別にヒーターを使う必要がないので、鳥専用ヒーターを使用しなくてもできる寒さ対策をする。
  • ヒナや老齢鳥は自分で体温調節ができないのでヒーターを使用する。
  • インコに使えるヒーターはケージ全体を暖めるもの・部分保温に適しているものなどいろいろな種類がある。違う種類のものを組み合わせて使えばより効果的です。
  • ヒーターを使う場合、設置場所をどこにするかはよく検討すること。
  • インコが熱源に触れて火傷をしないようにする。
  • ヒーターに水がかからない、餌や糞で汚れない場所につける。

鳥にとって「保温」は大切な項目のひとつです。

愛鳥の体調が悪そうだなと思ったらまずは保温をしてあげることが大切になります。

今は元気いっぱいの愛鳥も、急激に気温が下がった日などは体温の調節がうまくできずに寒いなと感じているかもしれません。

インコの「寒いよ」サインは見逃さないように気を付けてあげましょう。

普段からヒーターを使っていない場合でも、いざという時のために湯たんぽやカイロを用意しておくと安心ですよ。