私たちはハムスターとお話することは残念ながら出来ません。
しかし、ハムスターの様子をしっかりと観察することで、ハムスターの気持ちを知り、適切なコミュニケーションを取ることが出来ます。
この記事では、ハムスターの行動・仕草の意味を紹介していきますので、どのような気持ちなのか判断する際に参考にしていただければ幸いです。
目次
毛づくろい
ハムスターを飼育していると、よく見かける仕草ですね。
基本的にはリラックスした状態の時に、全身をまんべんなく毛づくろいします。
しかし、真逆の緊張状態や病気などの場合でも行われる場合があります。
一カ所を集中的に毛づくろいしている等の様子が見られれば、ストレスや皮膚病の可能性があります。
よくハムスターの体を観察し、異常があれば早めに病院に連れて行ってあげましょう。
ハムスターのストレス解消法についてはこちらの記事をご覧ください。
ひっくり返る
ハムスターがひっくり返る理由は複数あります。
驚いた時や、しりもち、匂いつけ、脳や耳の病気などです。
また、怒っている場合にもひっくり返ってキーキーと鳴きます。
ハムスターの必死の抵抗なので、無理に触ったりせずに慣れるまで、そっとしておきましょう。
ハムスターが嫌がらない触り方はこちらの記事をご覧ください。
歯をむき出しにする
こちらも怒っているときにする仕草です。
相手を威嚇しています。
回し車の上で固まる
回し車で走り回ったハムスターは、遠くまで移動したと思っています。
移動した先に敵がいないかなどの周囲の様子を確認しています。
耳を立てて、キョロキョロする
周囲に敵がいないか警戒しています。
ハムスターは聴覚と嗅覚を頼りに行動しています。
耳や鼻を使って危険を察知しようとしています。
後ろ足で立つ
周りの様子をうかがおうとしています。
危険がないか観察しています。
首をすくめる
ハムスターが首をすくめるときは、ビックリし怖がっています。
まだ環境や人に慣れていない場合によく見られます。
背中を見せる
飼い主の視線を恐れている状態です。
慣れてくると背中を見せることも少なくなると思われます。
うんていをする
動画などでよく見かけますね。
うんていをする様子はすごく可愛らしいのですが、実はこれは危険です。
ストレスが原因の行動であり、ケージ上から落下してしまうと骨折の可能性もあります。
運動不足の解消と、ケージの改善を行うようにしましょう。
うんていをやめさせる方法はこちらの記事をご覧ください。
フンを食べる
ウンチを食べるなんて!?とビックリされるかもしれませんが、大丈夫です。
フンの中の炭水化物を取るために食べているのです。
フンを飛ばす
よく見かける行動ですが、どうやら遊んでいるだけのようです。
不思議ですね。
噛む
噛むことによって、その物がどんなものか確認をしています。
金網をかじる場合はストレスがたまってしまっています。
噛み続けると歯に不具合が出てしまうのでケージの変更など対策を取りましょう。
ケージをかじる場合の対処法はこちらの記事をご覧ください。
飼い主の手を急に噛むようになってしまった場合には、怪我や病気が原因で攻撃的になってしまっている場合があります。
ハムスターの体をチェックし、異常があれば病院へ行きましょう。
指を舐める
汗などを舐めとっていると考えられます。
懐いている場合にもみられる行動です。
頬袋の中身を捨てて逃げる
ハムスターが命の危険を感じた場合に取る行動です。
できるだけ身軽にして、素早く逃げようとしています。
まだ慣れていない状態のハムスターを触ろうとすると、このような行動をする場合があります。
体を伸ばして寝そべる
夏場によく見られます。
のびーっとした様子のハムスターは可愛いのですが、ハムスターは「暑いよぉ。」と苦しんでいる状態です。
エアコンなどを使用して適温にしてあげましょう。
あくび
人間と同じです。
寝起きなどにあくびをします。
ハムスターのあくび姿はとっても可愛いですね。
お腹を見せる
弱点であるお腹を見せると言うことは、あなたに安心しきっている証拠です。
気温が高い場合にも、お腹を出して眠ることがあるようです。
巣箱から出てこない
具合が悪く活動量が落ちてしまっていると考えられます。
早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
行動・仕草を観察してコミュニケーションを取ろう
以上、ハムスターの行動や仕草の意味の紹介でした。
懐いている仕草なら、その調子でハムスターとの仲をもっと深めていきましょう。
怖がっていたり怒っている仕草に心当たりがあるならば、少し距離を置いて、まずは環境・飼い主の存在にゆっくりと慣れてもらいましょう。
ハムスターは話すことは出来ませんが、しっかりと観察していれば、感情のサインを出してくれています。
ハムスターの感情のサインを知っておくことは、ハムスターの病気の発見にも役立ちます。
大切な家族には健康で長生きして欲しいと思いますよね。
私たち飼い主がしっかりとハムスターのサインを見逃さずに、適切な距離でふれ合っていけばお互いにとって気持ちの良いハッピーな関係が築けるはずです。