ハムスターはとてもきれい好きな生き物です。
ハムスターの匂いなどが気になると、飼い主としても清潔にしてあげたいと思いますよね。
犬や猫などのお風呂の時間は、飼い主との大切なコミュニケーションの時間でもあります。
ハムスターはどうでしょうか?
水やお湯のお風呂に入れて清潔にする必要があるのでしょうか?
この記事ではハムスターのお風呂について紹介します。
目次
ハムスターにお風呂は必要?
ハムスターのお風呂に関しては、飼育書などでは必要ないとされていることが多いです。
お風呂は、お湯や水を張って入ることが一般的です。
しかし、ハムスターをお湯や水のお風呂に入れることは「危険」です。
毛に何かがついてしまい、どうしても取ることが出来ない場合や、薬品がついてしまった等の特別な事情がない限りは、お湯や水を張ったお風呂は必要ありません。
水やお湯のお風呂に入れるのはNG!
前述しましたが、大切なことなので繰り返します。
ハムスターをお湯や水のお風呂に入れることは「危険」です。
お風呂に入っている様子は可愛らしいと思いますが、ハムスターには大きな健康被害を与えることとなります。
ハムスターは泳げない
まずハムスターは泳ぐことが出来ません。
お湯を入れすぎてしまっている場合、溺れてしまいます。
濡れることに慣れていない
そもそも、ハムスターは元々乾燥地帯で生活していた生き物で、毛は濡れるようには出来ていません。
濡れてしまうと乾き辛いです。
ドライヤーを使用して乾かすとしても、音や熱さがハムスターに大きなストレスを与えてしまいます。
お風呂に入っている時も出た時も、体温の上がり下がりが激しく、ハムスターの体力を奪い、心臓にも負担をかけてしまいます。
ハムスターにとって体臭は必要
匂いが気になるのでお風呂に入れたいという方もおられるのではないかと思いますが、ハムスターにとって体臭は必要な物です。
体臭を自分の周囲につけてマーキングすることで安心感を得ています。
その体臭が無くなってしまうと、ハムスターはパニックになってしまいます。
砂風呂の入れ方
それではハムスターにはお風呂は全く必要ないのでしょうか?
ハムスターは「砂風呂」に入ることが出来ます。
必ず入る必要はありませんが、体の汚れを落とし、ノミやダニ対策や、皮膚病の予防にもなります。
体のことだけではなく、心のリラックス効果もあります。
ここからは、ハムスターにとってメリットの多い砂風呂の方法を紹介していきます。
砂風呂の設置
大きめの容器に市販されている細かくサラサラとしている砂浴び用の砂を入れます。
ケージ内の空いたスペースに砂風呂を設置しましょう。
砂風呂のタイミング
砂風呂に入るタイミングはハムスターによって違います。
一日に何度も入るハムスターもいれば、一度だけで満足するハムスターもいます。
ハムスターの様子を観察して、砂風呂を設置するタイミングを決めましょう。
トイレと砂風呂
一日に何度も砂風呂に入るハムスターの場合は常設してもかまいませんが、注意点があります。
ハムスターが第二のトイレにしてしまう可能性があることです。
トイレでの砂浴びはあまり好ましくありません。
トイレになってしまう前に砂は取り替えて、清潔にしておきましょう。
砂浴びしない場合
ハムスターが砂浴びをしなくても心配する必要はありません。
砂風呂はハムスターが必要なときに自分自身で行うものです。
しない場合は、そのハムスターにとって必要なタイミングではないということでしょう。
焦らずに様子をみながら、設置するタイミングを決めていきましょう。
ハムスターにとって砂風呂はメリットが多い
- ハムスターにお湯や水のお風呂は絶対にNG!
- お湯や水のお風呂はハムスターに大きなストレスと命の危険を与える。
- ハムスターの体は入浴するように出来ていない。
- ハムスターは砂風呂に入ることが出来る。
- 砂風呂は体の汚れを落とし、リラックス効果もある。
- 砂風呂はハムスターの様子を見て設置のタイミングを決める。
- 砂風呂がトイレにならないように、常に清潔に保つ。
- 砂風呂に入らなくても心配する必要はない。
お風呂といえば、お湯や水を張ることが一般的なので、知らなければハムスターの命の危険にさらしてしまうことになりますね。
ハムスターのお風呂はお湯や水ではなく「砂」です。
必ずしも必要な物ではありませんが、設置することでハムスターがより健康的に過ごすことが出来るでしょう。
ハムスターの心身にメリットの多い砂風呂。
まだ取り入れられていない方は、是非この機会に砂風呂を設置してみてください。
今よりももっと楽しいハムスターライフが待っていますよ!