チャイニーズハムスターという種類のハムスターをご存知でしょうか?
あまり聞き馴染みのない種類ですよね。
他のハムスターと何が違うのか、どういった特徴や性格なのかというのを詳しく書いていきたいと思います。
目次
チャイニーズハムスターの特徴
- 体長:9~12cm
- 体重:26~38g
- 寿命:約2年
体長9〜12cm、体重26〜38gで、他の種類のハムスターに比べて尾が長く、体つきが細くネズミのような見た目が特徴です。
オスメスの違い
オスとメスで体格差があり、オスは大きめです。
生後1ヶ月半とすると雌雄の区別がはっきりしてきます。
毛色・模様
毛色や模様のバリエーションは少なく、ノーマルとシルバーパイドの2種類に分けられます。
まれに白い個体も見られますが、ペットショップで買うことのできる毛色は基本的にこの2種類です。
動きが素早く、他のハムスターに比べて木登りが得意で、尻尾を使いながら器用に登っていきます。
多頭飼いが可能
また、多頭飼いが可能なハムスターでもあります。
しかし、おやつの取り合いだったり、喧嘩をして怪我をする可能性もあるため、基本的には単独飼育をおすすめします。
もしやる場合は、生まれた時から一緒の兄弟/姉妹や母子であることがいいと思います。
繁殖を目的をしていないのであれば同性同士で飼育するのが基本です。
メリットとしては、ケージが少なくて済んだり、群れで行動しているところを見られたりすることです。
デメリットは、人に慣れにくくなってしまったり、1匹ずつフードを用意するのが難しかったり、伝染性の病気になってしまうとすぐにうつってしまいます。
また繁殖をする場合は、必ずしも里親が見つかるとは限りませんので、生まれてきた子の面倒は自分がみるという覚悟を持って行いましょう。
多頭飼いのやり方や注意点についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、是非参考にしてください。
チャイニーズハムスターの性格
基本的にとても臆病な性格です。
周りが明るいと小屋にこもりきりだったり、警戒心が強く、周りの動きや音にとても敏感です。
飼い始めたばかりの頃は、ほとんど小屋から姿を出しません。
また、攻撃性が強いわけではないですが、怖さから噛むことはあります。
ハムスターを怖がらせず、根気よくお世話をしていってあげれば慣れてくれることもあると思いますが、基本的には鑑賞に向いているハムスターとなります。
チャイニーズハムスターの飼い方
最後にチャイニーズハムスターの飼い方について、必要なものを中心にご紹介しますね。
ケージ
チャイニーズハムスターの特徴として、登り降りなどの上下運動に強い点があげられます。
金網ケージで飼う場合簡単に網をよじ登ってしまうので、逃げられるような隙間を作らないことが必要となってきます。
また、子供だったりメスのハムスターだと、網の間から逃げてしまう場合もあるので間隔が狭いケージを選ぶといいでしょう。
広さは運動量から考えて広めのものをおすすめします。
小さくてもゴールデンハムスター用のサイズのものを用意してあげるといいです。
フード・水
他のハムスターと同様でペレットを主食として、栄養バランスを考えながらあげるようにしましょう。
おやつとして、野菜、果物、時々ゆで卵の白身などを少量あげると喜んでくれるかもしれません。
床材
ハムスター専用のウッドチップを使用することをおすすめします。
ケージの3〜5cmほど敷き、匂いや汚れ方によりますが3〜5日を目安に交換します。
新聞紙を千切ったものは、食べてしまった際にインクの成分が体に悪影響を及ぼす可能性があるのでおすすめしません。
トイレ
チャイニーズハムスターは決まった場所でトイレはしません。
気分次第だったり、数日ごとに場所を変えたりとパターンは様々です。
また、回し車で走りながらおしっこもします。
トイレの場所を決めないので、臭いがしやすいという問題が出てきます。
かじり木
ハムスターは歯が伸び続けるため、かじり木を与えて歯の伸びすぎを予防してあげる必要があります。
長く伸び過ぎてしまうと弊害が多くありますので、気をつけるようにしましょう。
木の種類や形によって好みがあったりしますので、色々試してあげることをおすすめします。
また、かじり木だけでなく、固めのおやつや、乾燥トウモロコシなども売られているので、そういったものを選んであげてもいいでしょう。
ハウス・小屋
ハムスターが隠れられるような小屋を用意してあげましょう。
もともと狭い穴の中で暮らしていたので、狭く暗い場所を好みます。
驚いたときや怖いときの隠れ場所として用意してあげるとハムスターも安心できるでしょう。
正しい知識で責任を持って飼いましょう
- ネズミのような見た目
- 上下運動が得意なハムスター
- とても臆病で、人に慣れにくい
チャイニーズハムスターの特徴・性格・飼い方をまとめてきました。
上級者向けと呼ばれることの多い種類のハムスターですので、もし飼う場合にはきちんと知識を得てから飼ってあげるようにしましょう。