近年、CMなどで注目を集めているハリネズミ。
愛くるしい顔が癒されますよね。
そのためグッズやペットとしても人気があり、飼う人も増えてきています。
ですが、犬や猫、ハムスターなどと比べるとまだまだ飼う人も少なく、どうしたらいいのかわからないという方も多いかと思います。
この記事では、実際にハリネズミを飼っている私が、ハリネズミの寿命や長生きのコツにつて紹介しますので、これからハリネズミを飼いたいという方は是非参考にしてください。
ハリネズミの寿命はどのくらい?
一般的にハリネズミの平均寿命は5年~8年だとされています。
10年生きることができるハリネズミもいれば3年以内に亡くなってしまう場合もあります。
寿命の違いは生まれながらの強さもありますが、生活環境や育て方によっても変わってきます。
長く一緒に暮らすために大切な3つのポイントをここでは紹介していきたいと思います。
ハリネズミを長生きさせるための3つのポイント
ハリネズミの健康寿命を延ばすためには、健康管理をきちんと行うことが大切です。
日頃から生活環境を整えることや、様子を観察することが重要となってきます。
ここでは特に大切な
- 温度と湿度
- 体重の管理
- ストレス
の3つについて簡単に紹介したいと思います。
温度と湿度
ハリネズミにとって温度と湿度の管理はとても重要です。
四季のある日本では十分な寒さ、暑さ対策が必要となります。
ハリネズミの過ごしやすい温度と湿度は、
- 温度 24℃~27℃
- 湿度 40%前後
とされています。
それ以上、それ以下になると冬眠や夏眠をしています。
この冬眠、夏眠はとても危険です。
本来ハリネズミは冬眠をしない生き物です。
飼育下の場合は、冬眠は仮死状態ということになります。
冬眠前は、
- 動きがにぶくなる
- 手足が冷たい
などの症状がでるので気を付けてチェックしてあげてくださいね。
また、夏眠の場合も体に大きな負担がかかってしまい、最悪の場合は命を落とす危険性があります。
冬眠、夏眠にならないためには、
- 冷房、暖房器具をつけて室温を調整する
- ゲージの中にひんやりシート(夏)や、爬虫類用のパネルヒーター(冬)などを置く
- 温度、湿度計を用意する
ここでポイントなのが「温度湿度計はゲージ内に置く」ことです。
室内とゲージ内では温度、湿度に違いがあるので、なるべくゲージ内に置いてあげましょう。
温度・湿度の管理方法についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、是非参考にしてください。
体重の管理
ハリネズミは定期的に体重を測る必要があります。
急な体重の減少、増加や肥満は体調不振のサインかもしれません。
それに気づくためにも、定期的な体重測定はとても大切です。
ハリネズミの体重は250g~600gと個体差があります。
毛ずくろいがうまくできていない場合は肥満の可能性があります。
もし、肥満の疑いがある場合は運動と食事管理が必要となります。
先ほど書いたように個体差があるので、その子に合ったサイズのものを使用してあげてください。
食事は専用のハリネズミフードをあげましょう。
ハリネズミは元々虫を食べる生き物なので、栄養補助のためにもミルワームやコオロギなどをあげると良いです。
しかし、虫類は脂肪分が多いのであげる量には注意が必要です。
体重の管理方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、是非参考にしてください。
ストレス
長生きしてもらうために一番重要なことはストレスをかけないことです。
ハリネズミは臆病で神経質な生き物です。
ストレスの主な原因は、
- 明るい場所や直射日光
- 大きな音
- 無理なスキンシップ
などとなります。
これらのことはすべてハリネズミにとってはストレスです。
ハリネズミはストレスを感じると、針を立てて、シューシューと音を立てます。
また、便の色が緑色になります。
このようなサインが出たら、そっと見守ってあげましょう。
テレビなどで抱っこをしている光景を見ますが、ハリネズミは個体差が大きい動物です。
その子に合わせてゆっくりとコミュニケーションをとり慣れさせてあげましょう。
ハリネズミのストレスの原因・解消法についてはこちらの記事で詳しくまとめているので、是非参考にしてください。
長生きのポイントを押さえて楽しく暮らそう
- ハリネズミの平均寿命は5~8年
- ハリネズミに長生きしてもらうためには、温度・湿度管理、体重管理、ストレスをかけないことが大事
ハリネズミは臆病で神経質な性格だからこそ、たくさんのことに気を付けなければいけません。
しかしポイントを押さえれば、楽しく長く一緒に過ごすことができます。
あなたもポイントを押さえて、ハリネズミとの暮らしを始めてみませんか?