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インコの餌は何がおすすめ?正しい与え方・量・頻度など

インコ 餌

餌はインコの健康を左右します。

かわいいインコのためにも、バランスの良いものを与えたいですよね。

この記事では、インコにおすすめの餌や正しい与え方をご説明します。

インコの餌は何がおすすめ?

インコにあげる餌は何が適しているのでしょうか?

主食・副食とそれ以外に分けてご紹介していきます。

主食

インコの主食はシードです。

シードには様々な種類がありますが、アワ・キビ・ヒエ・カナリーシードの4種を混合した餌が主流です。

野生のインコは、植物や種子、果実を食べて生活しているので、自然の餌に近いシード類の餌は、インコが好んで食べます。

シードには皮つきタイプと、皮むきタイプがあります。

どちらにもメリット・デメリットがありますが、おすすめは皮つきタイプです。

皮つきタイプのメリットは、

皮つきのメリット
  • 栄養価が高いこと
  • くちばしで皮をむく作業がインコにとってストレス解消になること

が挙げられます。

デメリットは、食べ終えた後の皮が残るため、

皮つきのデメリット
  • 餌の減りに飼い主が気付きにくいこと
  • 穀物や花粉症などのアレルギーをもつ家族がいる場合、アレルギー反応が出る可能性があること

が挙げられます。

我が家では、まず、皮つきタイプを与えましたが、皮がたくさん家の中に舞うのが気になったため、途中で皮なしタイプに切り替えました。

しかし、餌を食べるのが面白くないのか、食欲が落ちたので、すぐに皮つきタイプに戻すことになりました。

インコの好みもあるので、どちらも試してみるのも良いかもしれません。

また、飼育の本などには、シードに加えてペレットも与えることが勧められています。

ペレットは、完全栄養食です。

インコに必要な栄養を考えて作られていますが、メーカーによって味が違い、インコの好き嫌いがあるようです。

ペレットだけを主食としても大丈夫ですが、嗜好性が低いため、シードに混ぜて両方与える方法がおすすめです。

また、ヒナのうちから与えると、ペレットを食べるインコになります。

シードもペレットも、購入する際には、記載されている賞味期限や製造年月日を確認し、いつも新鮮なものを与えてください。

また、開封したら必ず密閉容器で保存しましょう。

保管状態が悪いと、虫やカビが発生する恐れがあります。

副食

副食として、ビタミンが豊富な野菜や果物を与えます。

よく食べるのは、豆苗・小松菜・チンゲン菜などの青菜です。

他にも、ブロッコリー・かぼちゃ・人参も食べます。

しかし、インコに与えてはいけない野菜も多くあるので注意が必要です。

キャベツ・ほうれん草・アボカド・玉ねぎ、長ネギ、ニラなどです。

独断で判断せずに、必ず正しい情報を得てから、与えるようにしましょう。

与えてはいけない食べ物はこちらの記事でまとめているので、必ず確認してください。

インコ 食べていいもの
インコが食べていいもの・食べてはいけないもの【野菜や果物は大丈夫?】インコの主食をアワ・キビ・ヒエなどのシード類にしている場合、炭水化物は豊富に獲れますが、ビタミンやミネラルは欠乏してしまいます。 ...

果物はオレンジ・リンゴ・バナナ・イチゴなどを与えることができます。

果物は糖分が多いので、時々おやつとして与えるのがよいと思います。

野菜や果物は、直接手であげるのがおすすめです。

食べ残しをケージの中で放置してしまうと腐ってしまい、衛生面で良くないからです。

何より、インコとの大事なスキンシップの時間になります。

オカメ
オカメ
ぜひ、おやつの時間をインコとの絆を深める時間にしてくださいね。

その他

さらに、栄養を補うための飼料もあります。

カルシウムを摂取するための飼料として、ボレー粉(カキ殻を砕いたもの)やカトルボーン(イカの甲羅を干したもの)などがあります。

カルシウムは丈夫な体を作ったり、卵を作るのに欠かせないので、いつでも食べられるようにケージにセットしましょう。

塩土やグリッドといった鉱物飼料もあります。

これらは、ミネラル補給になったり、胃に蓄えて飼料をすりつぶし、消化を助ける効果があります。

これも、いつでも食べられるように用意してあげるとよいと思います。

インコに餌を与える頻度・量・時間帯は?

餌やりの頻度は1日1回です。

ケージに付属のエサ入れがあるので、毎日、減った分だけ新しい餌を足します。

量はエサ入れの8分目ほどがベストだと思います。

これより多いと食べる時に餌がこぼれますし、少ないと食べにくそうにしています。

エサ入れのサイズにもよりますが、我が家では約70gがエサ入れに入っているようにしています。

インコは食いだめができないので、餌がないことは死に直結してしまいます。

必ず、いつでも餌を食べられる状態にしてあげましょう。

餌をあげる時間帯はいつでも大丈夫ですが、我が家では、ケージを掃除したり、水を替えるタイミングで餌の補充を行います。

餌のあげ忘れを防げると思うので、インコのお世話の時間として、掃除・水・餌をセットにするのがおすすめです。

週に1回は、古い餌をすべて捨てて、新しい餌に交換します。

先程紹介した、カトルボーンや塩土は、それぞれケージに固定するグッズが市販されているので、常時ケージに入れておいて、汚れてしまったところを削るだけで大丈夫です。

インコへの餌の与え方

前述のとおり、基本的に餌はケージに入れておいて、インコが好きな時に好きなものを食べるスタイルです。

「ごはんがない!」ということがないように、いつもチェックしてあげます。

シードは洗わずにそのまま与えて大丈夫です。

水洗いした方がよいのではないかという意見もありますが、きちんと管理されているショップから購入した餌なら問題ありません。

水洗いすると、完全に乾燥させないとカビの原因になってしまうからです。

オカメ
オカメ
我が家では洗わずに与えています。

どんなに気を付けて保管していても、シードに虫がわくこともあります。

それは農薬を使っていない証拠なので、害虫を除けば問題ありません。

もし虫が発生してしまったら、餌をビニール袋に入れて冷凍庫で一日凍らせて死滅させます。

その後新聞紙などに広げて陰干ししてから使いましょう。

インコにはインコの食べ物があります。

人間が食べているものを欲しがることもありますが、野菜や果物は別として、人の食べ物は与えてはいけません。

糖分や脂質の取りすぎとなって、インコの体に大きな負担となってしまいます。

ただし、例外として病気で食欲がないときは、少量の食パンをあげることができます。

少ない量で高カロリーを摂ることができるからです。

栄養バランスを考えて適切な餌を与えよう

まとめ
  • インコの主食はシードやペレットである。
  • 野菜や果物をあげるときは、スキンシップを大切に。
  • インコにとって、餌が一日でもないことは一大事!必ず毎日餌をあげよう。
  • 人間の食べ物は基本与えてはダメ。

インコを扱っているペットショップやインターネットで、シードやその他の飼料を購入できます。

インコの好みに合わせながら、栄養バランスを考えて、餌を用意してあげてください。

人間にとっては平気でも、インコにとっては毒になってしまう食べ物も多く存在します。

きちんとインコにとって安全かどうか確認してから与えてくださいね。