ゴールデンハムスターやジャンガリアンハムスターなどに比べてあまり知名度の高くないロボロフスキーハムスターは、上級者向けと言われることも多いです。
もしロボロフスキーハムスターを飼いたいと考えている方は、しっかりとその特徴を理解してあげる必要があります。
この記事では、そんなロボロフスキーハムスターの寿命・性格などの特徴や飼い方をまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
目次
ロボロフスキーハムスターの特徴
- 体長:7~10cm
- 体重:15~30g
- 寿命:約2年
体長7〜10cm、体重15〜30gと小柄で、ハムスターの中で最も小さいことで有名です。
寿命はおよそ2年と言われています。
見た目・色
ロボロフスキーハムスターの最大の特徴として、目の上にある眉毛のような白い模様があります。
他のハムスターと比べてカラーバリエーションが少ないですが、近年はノーマルのほかに、ホワイトフェイスやイザベラなどが作出されてきています。
多頭飼いに向いている
相性にもよりますが、仲間同士でくっついていることで安心感を得るため、比較的多頭飼いに向いているハムスターとも言われています。
特にメス同士では多頭飼いできる可能性が高いので、多頭飼いを考えている方は、ペットショップでくっついてすごしているハムスターを選ぶといいでしょう。
観賞用として人気
鑑賞用としての需要が高いハムスターでもあるので、複数で寄り添って寝ている姿や、回し車で遊んでいる姿を見られるのが特徴とも言えます。
また、嫌なことがあると走って逃げる習性があるため、噛まれるのが嫌な方にも飼いやすいハムスターです。
飼いやすさ
トイレに関しては、基本的に興奮時や驚いたとき、回し車で遊びながらすることが多いので、決まった場所ですることはほとんどありません。
また、敷材を掘り進めたり撒き散らしたりする習性があるのでこまめな掃除が必要となってきます。
これらの行動はロボロフスキーハムスターの習性によるものなので、基本的に修正することはできません。
病気
体調を崩したときなどに困ることが、ロボロフスキーハムスターを診てくれる病院が少ないということです。
他の種類でもなかなか診てもらいにくいハムスターですが、特にロボロフスキーハムスターは体が小さく、注射針のサイズが大きすぎたり、合う薬剤の規格が少なく、行える医療行為が限られていることが原因です。
ロボロフスキーハムスターの性格
ロボロフスキーハムスターはとても警戒心が強く、臆病な性格です。
そこまで神経質な性格というわけではないですが、他の種類のハムスターよりもヒゲの量が多いことから、常に周囲を警戒してているということがみてとれます。
臆病なため人馴れしづらく、他のハムスターのように一緒に遊んだり、手に乗せたりということは難しい子がほとんどです。
そのためにはロボロフスキーハムスターの習性をよく理解し、恐怖心を与えないように世話をしていく必要があります。
ロボロフスキーハムスターの飼い方
ここからはロボロフスキーハムスターを飼う際に必要なものをご紹介していきます。
ケージ
体が小さいので、ケージも小さめでいいだろうと考える方も多いですが、ロボロフスキーハムスターは運動量がとても多いので広めのケージを選んであげる方が良いです。
しかし、体が小さいので、金網などの場合は隙間があまり開いていないものを選択しましょう。
フード・水
基本的にはハムスター用ペレットを与えましょう。
プラスアルファでひまわりの種や野菜、果物などを少量与えるといいでしょう。
体が小さいため、肉食性が強く出ていますので、タンパク質が多いものを与えましょう。
ミルワームや、それが難しい場合にはゆで卵の白身やにぼしなどでも代用ができます。
床材
ハムスター専用のウッドチップを使用することをおすすめします。
ケージの3〜5cmほど敷き、匂いや汚れ方によりますが3〜5日を目安に交換します。
新聞紙を千切ったものは、食べてしまった際にインクの成分が体に悪影響を及ぼす可能性があるのでおすすめしません。
トイレ・砂浴び用お風呂
ロボロフスキーハムスターは砂漠出身なので、砂浴びを好む子が多いです。
フードに混ざらないように、餌入れから離れた場所に砂浴び用お風呂を置いてあげるといいでしょう。
トイレは決まった場所でする子はほとんどいないとされています。
かじり木
ハムスターは歯が伸び続けるため、かじり木を与えて歯の伸びすぎを予防してあげる必要があります。
長く伸び過ぎてしまうと弊害が多くありますので、気をつけるようにしましょう。
木の種類や形によって好みがあったりしますので、色々試してあげることをおすすめします。
また、かじり木だけでなく、固めのおやつや、乾燥トウモロコシなども売られているので、そういったものを選んであげてもいいでしょう。
小屋
ハムスターが隠れられるような小屋を用意してあげましょう。
もともと狭い穴の中で暮らしていたので、狭く暗い場所を好みます。
驚いたときや怖いときの隠れ場所として用意してあげるとハムスターも安心できるでしょう。
正しい知識を持ってロボロフスキーハムスターを飼おう
- ロボロフスキーハムスターはハムスターの中でも臆病な子が多い種類
- 体は小さいけれど、運動量は豊富
- トイレを覚えることはほとんどない
上級者向けのハムスターと言われることの多い種類ですが、正しい知識を持っていれば飼うことは難しくありません。
多頭飼いにも向いていますので、ハムスター同士の可愛い姿をみたい方にもおすすめです。
気になる方はぜひペットショップなどで姿を見てみてください。