いざハムスターを飼おうと思っても、どのハムスターが良いのか、どうやって育てたら良いのか最初は分からないことだらけだと思います。
この記事では、ハムスターの中でも人気の高いジャンガリアンハムスターの性格や特徴、飼い方について紹介していきますので、参考にしていただければ幸いです。
目次
ジャンガリアンハムスターの特徴
- 体長:約8cm
- 体重:約30g
- 寿命:約2〜2年半
- 値段:500〜1000円
ジャンガリアンハムスターは、シベリアンハムスターとも呼ばれるゴールデンハムスターに次いで人気の高いハムスターです。
カラーバリエーションも豊富で、サファイアブルーハムスターやプディングハムスターなどのハムスターも、ジャンガリアンハムスターと同種の扱いになります。
ジャンガリアンハムスターは夜行性で、飼育下においても夜間に活発に活動します。
雑食性なので、ペレット、植物、種子、昆虫など様々なものを好んで食べます。
ジャンガリアンハムスターは、足裏と尻尾が毛に覆われていることも特徴としてあげられます。
また、夏毛から冬毛に生え変わる際に白っぽく体色が変わる個体も多いですが、飼育環境によってあまり変化が目立たない子もいます。
通年繁殖であり、一度の出産で1〜9匹産むとされています。
ジャンガリアンハムスターの性格
ハムスターの中でも温和で人に慣れやすいと言われています。
しかし、個性豊かであるためお迎えしたばかりの頃は臆病で警戒心の強い子が多いので、急に触ったり、驚かせるようなことはせず、手から餌をあげるなど、少しずつコミュニケーションをとっていきましょう。
また、視力があまり良くないため、いきなり持ち上げたり触ったりすると、攻撃された!と思い暴れたり怖がったりしてしまうので、声をかけながら両手で下からすくうようにしてあげましょう。
オスの性格
のんびりした性格で動きがゆっくりな子が多く、おっとりしていて人に懐きやすいです。
また、好奇心旺盛なため脱走には注意が必要です。
メスよりストレスに弱いとも言われています。
メスの性格
出産・子育てをすることから神経質な子が多いようです。
また、妊娠・出産のストレスに耐えることから、オスよりストレスに強いと言われています。
ジャンガリアンハムスターの飼い方
ここからは、ジャンガリアンハムスターの飼い方を、必要なものを中心にご紹介していきますね。
ケージ
ジャンガリアンハムスターに必要なケージの広さは、30cm×25cm×25cmほどとされています。
軽くて丈夫で掃除なども楽にという理由から、プラスチック製のケージが主流となっています。
回し車やパイプなどが付いているケージも多く、ケージ同士をくっつけて部屋を拡張してあげる、なんてことも出来たりと自由度が高いのも人気の理由の1つです。
他にも、金網ケージや水槽やプラケースを使う場合もありますが、あまりおすすめできません。
金網ケージは、金網を噛んでしまうことによって不正咬合が起こる可能性、天井にぶら下がっている際に落下してしまったり、手足を挟む危険性があったりとデメリットが大きいです。
水槽やプラケースは、遊び場などが最初から設置されていないため、小物を揃えるのにお金がかかってしまいます。
床材
床材は専用のウッドチップや牧草を敷くことがほとんどです。
最近は粉が出にくいウッドチップや、ハーブが配合されておりハムスターの臭いを和らげてくれるような牧草だったりと様々な床材が出ているので、お好みで選択し使用してください。
餌
基本的には市販のハムスター用ペレットのみで十分です。
コミュニケーションをとるためにおやつや野菜などをあげるといいですが、あげすぎには注意しましょう。
また、ハムスターにネギ、玉ねぎ、ニンニク、ニラ、アボカド、山菜、唐辛子などの刺激物、加工食品全般は絶対に与えないようにしてください。
これらを与えてしまうと、最悪中毒症状を起こしてしまいます。
温度管理
ハムスターに適した気温は15〜25℃とされています。
夏場はエアコン、冬場はペットヒーターなどで温度管理を徹底しましょう。
特に冬場は、寒すぎると冬眠状態に入ってしまいそのまま亡くなってしまうことが多いです。
また、妊娠中、子育て中はやや高めの24〜25℃を維持するようにしましょう。
トイレ
ハムスターは綺麗好きなので、決まった場所にトイレをすることが多いです。
最初からトイレにしてくれるとは限らないので、排泄物をトイレに入れて臭いを付けてあげるといいでしょう。
また、ジャンガリアンハムスターはほかのドワーフハムスターに比べて排泄量が少なく、臭いも控えめなので、トイレを覚えてくれれば掃除はとても楽になります。
ジャンガリアンハムスター飼育の注意点
最後に、ジャンガリアンハムスターを飼う際に注意しておきたいポイントをまとめておきます。
多頭飼いはできるけど……
ゴールデンハムスターと異なり、相性がよければ複数飼育が可能です。
しかし、性格が合わないと喧嘩が起こり、最悪の場合殺傷、捕食してしまう可能性があるので、単独飼育をおすすめします。
噛み癖に注意
人を怖がらないため、気が荒いジャンガリアンハムスターや飼い主の扱い方が悪いと、よく噛むハムスターになってしまいますので、注意が必要です。
ジャンガリアンハムスターは初心者でも飼いやすい
- ジャンガリアンハムスターのオスは人に懐きやすいがストレスに弱い子が多く、メスはストレスに強いが神経質な子が多い。
- 複数飼育が可能な珍しい種類ですが注意が必要。
- 人懐こい子が多いが、ジャンガリアンハムスターは個性豊かなため臆病な子など性格は様々。
ジャンガリアンハムスターは初心者の方にも飼いやすいハムスターとなっていますので、ハムスターを飼いたいけどどの種類を飼えばいいか分からない、というかたはぜひジャンガリアンハムスターを見てみてください。